サイバーエージェントグループのCyberZとOENは、NFT活用事業の総合プロデュースを本格始動することを発表。香取慎吾やももいろクローバーZとの取り組みについて報告しました。
香取慎吾によるパラスポーツ支援チャリティ企画「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」では、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)でしか実物を見ることのできないアート作品を、ブロックチェーン技術を活用し、唯一無二で代替不可能な”NFTアート”として、10,000点限定、3,900円のチャリティ参加募集を実施。わずか1日で参加者が、10,000人に到達したとのこと。
NFTの付与に関しては、LINEによるブロックチェーン技術「LINE BITMAX Wallet」を活用。「チャリティという形でパラスポーツへの想いを込めて実施したこのプロジェクトは、ご賛同いただいた方々の温かいご支援に恵まれ、大成功を収めることができました。またこれまでNFTに触れたことのなかった皆様にも「唯一のデジタルの宝物」を手にしていただけるような工夫をプロジェクトメンバー一同で取り組ませていただきました」と述べています。
また、アイドルグループのももいろクローバーZによる「ももクロメモリアル NFTトレカプロジェクト」では、10周年記念東京ドームLIVEのライブの写真を活用し、ももいろクローバーZのメモリアルNFTトレカ2,288パックの限定販売を「OpenSea」と「PassMarket」でおこなったところ、「PassMarket」ではわずか1時間で完売したとのこと。
CyberZの青村陽介氏は「我々のもつデジタルの強みを活かし、日本のエンターテイメントの挑戦の一翼を担いたい。そいういった思いでこの事業に取り組むことを決断致しました。世界で大きなトレンドをうんでいるNFT市場は刻一刻と変化していることを肌身で感じております。日本発の新しい価値のある取り組みに挑戦し、ユーザーの皆様により楽しんでいただけるエンターテイメントをNFTを通じてうみ出していきたいと考えております」とコメント。
またOENの藤井琢倫氏は「NFTはまだ日本では馴染みが薄いですが、YouTubeが世の中に出てきて、そこからYouTuberが生まれたように、日本からも強いコンテンツが今後生まれるのは間違いないと思っています。日本のエンタメ発で話題になるNFT企画が未だ見られないのは、数あるマーケットプレイスの中から、どこでどのように展開することが最適なのかを判断できないという問題があるのがリアルな現状です。我々も実績を重ねることで分かったこともあるので、今後もユーザーに求められるNFTをプロデュースしていきたいと思っております」と今後のNFT活用の広がりに期待を寄せました。
NFTの活用に関しては、今回のようにネームバリューのあるアーティストやタレントによる事例によってさらに普及が加速していくことが予測されます。特に今回の2つの事例では、短期間での成果がでており、現時点では物珍しさもあるかとは思いますが、今後は二次流通などが起こってくることで、さらにNFTにおける価値の創出がひろがっていくと思われます。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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