アメリカ・ニューヨークのエリック・アダムス新市長が、暗号資産(仮想通貨)で給与を受け取ったことについてメディアで説明を行いました。
アダムス氏は、最初の給与を事前に宣言していた通り暗号資産のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で受け取り話題となりました。特に話題となったのは、彼が給与を受け取ってすぐにビットコインとイーサリアムが急落したことでしょう。
アメリカのCNNでキャスターからこのことについて「最初の給料を暗号資産でもらったことに後悔はないか」と問われたアダムス氏は「ビットコインの目的は、ニューヨークがテクノロジーに対してオープンであるというメッセージを送ることだ」と答えました。また、短期的なものではなく長期的目線では損失も回復するとの考えを示しています。
アダムス氏は予備選挙のときにもニューヨーク市が「生命科学を始め、サイバーセキュリティ、自動運転車、ドローン、ビットコインの中心地となる」と演説しており、当選後にも「約束を果たした」とTwitterに動画を投稿しています。
米アリゾナ州ではビットコインの法定通貨化の法案が提出され、米テキサス州知事立候補のDon Huffines氏がビットコインを州内で法定通貨として認めると発言するなど、アメリカでは暗号資産に関しての政治的発言が増えています。
アメリカの憲法では各州が独自の法定通貨を定めることが認められていないため、現時点では法定通貨化の道のりは遠いと考えられます。しかし、アダムス市長が自らの給与を暗号資産で受け取った今回の動きなどは、これらの法定通貨化の動きの後押しになることでしょう。
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