【投資信託】eMAXISシリーズについて解説!【初心者向け】

Youtuberや本業の投資家が勧める、絶対人気のe-maxisシリーズ。

ネット証券会社の投信積立契約件数ランキングで上位を占めています。

何故このシリーズが『安定の投資信託』として紹介され、人気を誇っているのでしょうか。

今回はそんな根強い人気を誇る、eMAXISシリーズについて紹介していきます。

また、投資信託の基本的な仕組みを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

画像出典:三菱UFJ国際投信

目次

eMAXISシリーズとは?

eMAXIS(イーマクシス)は、三菱UFJ国際投信が提供する『ノーロード・インデックスファンド・シリーズ』です。

その名の通り、すべてのファンドがインデックス型かつ、ノーロード(買付手数料が無料)となっています。

投資家のための『幅広い品揃え』をモットーに掲げており、国内のみならず新興国も含めた海外の多様なファンドが用意されています。

つまり、幅広い選択肢を提供しながら、手数料の負担をなるべく少なくしてくれる投資家に優しい投資信託のシリーズなのです。

eMAXISシリーズには以下の4シリーズが展開されています。

シリーズ名説明
eMAXIS 国内9種・海外17種・バランスシリーズ9種・マネージャーシリーズ3種
eMAXIS プラス1種のコモディティインデックス
eMAXIS Slim全13種で、手数料が割安
eMAXIS Neo全11種のテーマ型ファンド

ファンド情報の詳細は、三菱UFJ国際投信の公式ページをご覧ください。

中でも eMAXIS Slimシリーズは手数料が割安となっており、初心者の方に特におすすめです。

eMAXIS

画像出典:三菱UFJ国際投信

eMAXIS のキャッチコピーは、『資産運用のベーシック・ツール』

世界の主要資産に投資を行う長期投資にふさわしいラインナップが揃っています。

eMAXIS (国内)

以下は、国内の株式に投資する代表的なファンドです。

  • eMAXIS 日経225インデックス

日経平均株価(日経225、配当込み)の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
 +31.79%年率0.44%年率0.435%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS 日経225インデックス(基準日:2021年9月24日)
  • eMAXIS TOPIXインデックス

東証株価指数(TOPIX、配当込み)の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
+30.15%年率0.44%年率0.442%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS TOPIXインデックス (基準日:2021年9月24日)

国内の株式に投資するファンドは、以上の2つを含む全9ファンドがラインナップされています。

eMAXIS (海外)

以下は、海外の株式に投資する代表的なファンドです。

  • eMAXIS S&P500 インデックス

S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去6か月の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
+16.49%年率0.330%年率0.045% 
(1万口あたりの費用明細より引用・
正しくは0.45%と推測)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS S&P500インデックス (基準日:2021年9月24日)
  • eMAXIS 先進国株式インデックス

日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
+43.57%年率0.66%年率0.713%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS 先進国株式インデックス(基準日:2021年9月24日)

このほかにもNASDAQ、ダウなどの指数への連動を目指す米国株式のファンドや新興国に投資するファンドなど、全17種を取り揃えています。

eMAXIS バランス

eMAXISバランスは、資産運用を行う上で難しい資産選択や資産構成の見直しといったメンテナンス作業をなくすことを目的としたファンドシリーズです。

このシリーズは、株式のほかにも債券やリートなど、複数の資産に分散投資をすることでリスクの軽減を図るのが特徴です。

以下のファンドを含む4種類のバランスシリーズと、5種類の『最適化バランス』シリーズがラインナップされています。

  • eMAXIS バランス(8資産均等型)

日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用信託財産留保額実質コスト(2021年1月決算)
+22.50%年率0.55%換金申込受付日の翌営業日の基準価額×0.15%年率0.617%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS バランス(8資産均等型)(基準日:2021年9月24日)

eMAXIS マイマネージャー

このシリーズは、『マイライフサイクル指数』と呼ばれる指数に連動した投資成果を目指します。

マイライフサイクル指数とは、想定の生まれ年における特定の年齢の統計データを基に、資産の目標リスク水準を決めるものです。

具体的には、働き盛りの若い時期にリスクをとって積極的な運用を行い、定年に近づくにつれてリスクを減らして資産を守る運用に切り替えていくといった運用方法です。

  • eMAXISマイマネージャー1990s

日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

1990~1999年生まれの投資家を想定しています。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
+33.14%年率0.55%年率0.623%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS マイマネージャー 1990s (基準日:2021年9月24日)

1990sのほかに、1970s, 1980sの計3ファンドがラインナップされています。

eMAXIS プラス

画像出典:三菱UFJ国際投信

eMAXIS プラスのキャッチコピーは、『資産運用のステップアップツール』

このシリーズでは、『コモディティ』に対する投資を行います。

コモディティとは、エネルギーや金属・農畜産物などの各種商品のうち、商品先物取引所等で取引されているものを指します。

コモディティは、人間の生活において欠かせないものなので、その需要は今後さらに高まると予想されます。

その一方で、生産量には限界があるために供給不足による価格の上昇が考えられていることから、運用に期待が持てるのです。

  • eMAXIS プラス コモディティインデックス

世界の商品(コモディティ)市況全体の値動きに概ね連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2021年1月決算)
 + 42.91%年率0.44%年率0.513%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXISプラス コモディティインデックス (基準日:2021年9月24日)

eMAXIS Slim

画像出典:三菱UFJ国際投信

eMAXIS Slimシリーズのキャッチコピーは、『とことんコストにこだわった資産形成ツール』

投資信託の運用費である信託報酬料がとにかく割安に設定されているのが特徴的です。

純資産の違いなどから、値動きに若干の誤差はありますが同じ指数に連動しているファンドと同じ商品であれば、通常のeMAXIS シリーズよりもお得です。

eMAXIS Slim(国内)

通常のeMAXISシリーズにもラインナップされている国内の株式に投資するファンドを比較していきます。

  • eMAXIS Slim 日経225インデックス

日経平均株価(日経225、配当込み)の値動きに連動する投資成果をめざします。

ファンド名過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト
eMAXIS 日経225インデックス +31.79%年率0.44%年率0.435%(2021年1月決算)
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) +32.17%年率0.154%年率0.161%(2021年4月決算)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) (基準日:2021年9月24日)
  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

東証株価指数(TOPIX、配当込み)の値動きに連動する投資成果をめざします。

ファンド名過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト
eMAXIS 国内株式(TOPIX)+30.15%年率0.44%年率0.442%(2021年1月決算)
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)+30.52%年率0.154%年率0.159%(2021年4月決算)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) (基準日:2021年9月24日)

eMAXIS Slim(海外)

通常のeMAXISシリーズにもラインナップされている海外の株式に投資するファンドを比較していきます。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

ファンド名過去6か月の運用実績運用管理費用実質コスト
eMAXIS S&P500 インデックス+16.49%年率0.330%年率0.045% (2021年1月決算)
(1万口あたりの費用明細より引用・正しくは0.45%と推測)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+16.63%年率0.0968%年率0.124%(2021年4月決算)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) (基準日:2021年9月24日)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

ファンド名過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト
eMAXIS 先進国株式インデックス+43.57%年率0.66%年率0.713%(2021年1月決算)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス+44.42%年率0.1023%年率0.146%(2021年4月決算)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim 先進国株式インデックス (基準日:2021年9月24日)

eMAXIS Slim(バランス型)

通常のeMAXIS バランス(8資産均等型)と比較していきます。

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
ファンド名過去1年の運用実績運用管理費用信託財産留保額実質コスト
eMAXIS バランス(8資産均等型)+22.50%年率0.55%換金申込受付日の翌営業日の基準価額×0.15%年率0.617%(2021年1月決算)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)+22.85%年率0.154%なし年率0.214%(2021年4月決算)
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) (基準日:2021年9月24日)

以上の通り、ご紹介したすべてのファンドが通常のeMAXISシリーズよりも手数料がお得に設定されています。

ただし、Slimシリーズには一部のバランス型ファンドや、NASDAQ100やダウなどの主要なインデックスファンドがラインナップされていないため、選択肢に制限があります。

eMAXIS Neo

画像出典:三菱UFJ国際投信

eMAXIS Neoのキャッチコピーは、『投資のインフラに“革新”をプラス』

これから大きな成長が期待できる分野への集中投資ができるテーマ型ファンドです。

以下はシリーズの中でも過去1年で大きな成長を見せているファンドです。

  • eMAXIS Neoバーチャルリアリティ

S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2020年8月決算)
+170.38%年率0.792%年率1.073%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Neo バーチャルリアリティ (基準日:2021年9月24日)
  • eMAXIS Neo 自動運転

S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

過去1年の運用実績運用管理費用実質コスト(2020年8月決算)
+ 107.17%年率0.792%年率1.160%
参照:三菱UFJ国際投信eMAXIS Neo 自動運転(基準日:2021年9月24日)

テーマ型ファンドは手数料が高いものの、やはり大きなリターンへの期待に胸が膨らみます。

以上の2つを含む11ファンドがラインナップされています。

おすすめは Slimシリーズ!

今回はeMAXISシリーズについて紹介してきました。

冒頭にもご紹介したとおり、このシリーズの中で一番のおすすめは Slimシリーズです。

Slimシリーズは他社のインデックスファンドに比べても全体的に信託報酬料が低めに設定されているので、リターンの効率が高いと言えるでしょう。

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