【投資信託】i FREE FANG+は儲かる? 一年間で資産は増えるのか?

『投資信託を始めるなら、世界的に主要な企業に資金を投入したい』

そんな方におすすめしたいのが、世界的に有名な10企業に分散投資できるi Free NEXT FANG+インデックス。

構成されている銘柄は誰もが知っているFacebookやAmazonをはじめとした世界的な企業群。

今回はi Free NEXT FANG+について紹介していきます。

i Freeシリーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

目次

i Free NEXT FANG+とは?

i Free NEXT FANG+(アイフリー ネクスト ファング プラス)は、世界的に大きな影響力・高い知名度を持つ会社に集中投資できるインデックス型の投資信託です。

このファンドでは『NYSE FANG+指数』に連動した投資成果を目指します。

この指数は、次世代テクノロジーをベースに人々の生活に大きな影響力をもたらす高い知名度を誇る企業が選出されています。

では、i Free NEXT FANG+に組み入れられている銘柄を見ていきましょう。

まず、このファンドの名称になっているFANGとは、Facebook・Amazon・ Netflix・Googleをまとめて指した名称のことです。

この4銘柄の他にもTwitterやAppleといった世界を代表する以下の10企業の銘柄が組み入れられています。

  • 組入銘柄(2021年8月31日現在)
銘柄業種名発行国構成比率
エヌビディア情報技術アメリカ11.0%
アルファベットコミュニケーション・サービスアメリカ10.9%
アップル情報技術アメリカ10.6%
テスラ一般消費財・サービスアメリカ10.6%
フェイスブックコミュニケーション・サービスアメリカ10.4%
ネットフリックスコミュニケーション・サービスアメリカ10.2%
ツイッターコミュニケーション・サービスアメリカ9.6%
アマゾン・ドット・コム一般消費財・サービスアメリカ8.9%
百度(バイドゥ)コミュニケーション・サービス中国7.4%
阿里巴巴集団(アリババ グループ)一般消費財・サービス中国6.9%
参照:大和アセットマネジメント

2021年8月31日現在の構成比率は以上のようになっていますが、頻繁に入れ替わっているのでご注意ください。

このように、10銘柄のうち8銘柄はアメリカの企業で編成されており、残りの2つは経済大国である中国の主要企業が組み入れられています。

中国ではGoogleなどの海外サービスがブロックされているため、グーグルのような検索エンジン「バイドゥ」やアマゾンのような電子商取引サイト「アリババ グループ」といった独自のサービスが中国国内で大きな人気を博しています。

このファンドでは、これらの世界的な主要企業に集中投資ができるのです。

他のi Freeシリーズでの比較

i Free NEXT FANG+は、2018年の初めに運用が開始されると、他の指数に比べて大きく上昇してきました。

同じく大和アセットマネジメントが提供するi FreeシリーズであるS&P500と比較していきます。

参照:大和アセットマネジメント「FANG+インデックスの⾒通しについて」

ご覧の通り、S&P500の指数を大きく上回っています。

2020年はコロナショックによって全体的な株価が大きく下がりました。

しかし、FANG+は構成されている銘柄の多くが世界的なインターネット関連企業であることから、コロナ禍による人々の生活様式の変化が追い風をもたらしている様です。

i Free NEXT FANGの今後の予想

サンプルとして、2021年9月における期間別騰落率は以下の通りになっています。

期間騰落率
1か月+3.98%
3か月+12.86%
6か月+18.26%
1年+44.74%
3年+166.89%
設定来+186.56%
参照:大和アセットマネジメント(2021/09/09現在)

このように、2018年の設定以来+80%以上の伸び率を記録しています。

コロナショックによって一時は落ち込んだものの、再び成長をしてコロナ以前よりも値段を上げています。

今後も世界経済の成長とともに上昇していくものと予想できます。

なお、運用実績はあくまで過去のデータであり、将来の成果を示唆・保証するものではないのでご注意ください。

i Free NEXT FANG+のメリット

世界的に有名な企業に集中投資できる

このファンドの最大の特徴は、世界的な大企業のみに集中投資できることです。

FANG+に組入れられている10銘柄はこれからも大きな成長が期待されるものの、個別ですべての銘柄を買おうとすると膨大な金額が必要になります。

通常の株式投資であれば最低口数でも買付を戸惑うほどの銘柄のみをセットで買付できるというのはやはり魅力的です。

構成銘柄がコロナ禍で需要増

i Free NEXT FANG+に構成されている銘柄は、Twitter・Googleといった昨今の状況下において特に社会的ニーズの高い会社群です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって人々のインターネット利用時間が増加しており、こうしたIT企業は社会にとって重要なインフラとなっています。

コロナ禍で変化した生活様式により、こうしたインターネット関連の企業は今後さらに需要を高めていくと予想されます。

i Free NEXT FANG+のデメリット

つみたてNISAを使うことができない

NEXT FANG+を含むiFreeシリーズの一部のファンドでは、つみたてNISAを使うことができません。

つみたてNISAのインデックスファンドは、金融庁の指定している指数に連動する商品のみしか選択できないためです。

i Free NEXT FANG+を非課税で利用したい場合は一般NISAの口座を開設する必要があります。

わずか10銘柄の集中投資=暴落時のリスクが高い。

通常、投資信託では100本以上の銘柄がセットになっていることが多いです。

i Freeシリーズのその他のファンドの代表例として、NASDAQ100やs&p500はそれぞれ100・500銘柄に分散投資を行うことになります。

それに対してi Free NEXT FANG+では、10本という少ない銘柄で集中投資しているため、どれか一つの会社が暴落したときの値下がりリスクがかなり高いと言えます。

FANG+はi Freeシリーズの中でもおすすめ!

今回はi Free NEXT FANG+について紹介してきました。

投資信託のなかでは少ない10本の銘柄への分散投資ということで若干の不安はありますが、その10本はどれも世界に名を馳せる企業です。

『投資をするなら世界的な大企業にしたい』という方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

一方で、『10本の銘柄ではさすがに不安…』という方は、分散投資の王道として人気の高いレバレッジ型のNASDAQ100をおすすめします。

レバレッジ投信についての詳しい記事はこちらに記載されていますのでご参照ください。

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