マスターカード、ミュージシャン支援のWeb3音楽プラットフォーム開始

クレジットカード大手のマスターカードが、新進気鋭のミュージシャンを支援するWeb3音楽プラットフォーム「Mastercard Artist Accelerator」を開始。同プラットフォームへのアクセスを可能にする「Music Pass NFT」を、今年4月末までの期間限定で無料配布しました。

マスターカードは、クレジットカードの国際ブランドのひとつです。国際ブランドとは、世界中でクレジットカードの決済システムを提供している会社のことで、マスターカードやVisa(ビザ)が代表的な国際ブランドとして広く知られています。

今回発表されたMastercard Artist Acceleratorは、新進気鋭のミュージシャンのキャリアアップ支援を目的としたWeb3音楽プラットフォームです。マスターカードは同プラットフォーム立ち上げ時の参加ミュージシャンとして、5組の新人を選んだとのこと。

5組の参加ミュージシャンは、5人のメンターの指導を受けながら、AIを活用した音楽スタジオにてコンテンツ制作を学び、ブロックチェーンを利用して作品を収益化し、ファンコミュニティを構築するためのスキルを身につけることができるそうです。

なお、5人のメンターは音楽プロデューサー・ソングライターでNFTコレクターのTushar Apte氏、NFTマーケットプレイスZoraのプログラミング責任者を務めラッパーとして活動するLatashá氏、コンテンツクリエイターのNife氏、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを開発する企業LedgerのCXOであるlan Rogers氏、暗号資産の専門家Brian Trunzo氏となっています。

さらにマスターカードは、今年4月末までの期間限定でMusic Pass NFTを無料提供しました。同NFTは誰でも取得可能で、保有者はMastercard Artist Acceleratorにアクセスし、参加ミュージシャンとの交流や最新情報の配信といった特典が得られます。

マスターカードのマーケティング責任者であるRaja Rajamannar氏はMastercard Artist Acceleratorの開始にあたり、「Web3は、普遍的な情熱を共有することで人々をつなぎ、コミュニティを構築するための強力なツールになると確信している」としたうえで、「マスターカードはファンとクリエイターに独占的で包括的かつ拡大可能な体験を提供するため、Web3技術の支援者でありアーリーアダプターとなる」とコメントしています。

同社はグラミー賞、ラテングラミー賞、ブリットアワードのスポンサーをはじめ、メタバースにて音楽イベントを開催するなど、ミュージシャンの支援に力を入れています。Web3を活用した今回の取り組みが音楽業界のどのような変化をもたらすのか、今後の展開に要注目です。

Mastercard Artist Accelerator
https://artistaccelerator.mastercard.com/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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