J-WAVE、次世代アーティスト育成で音楽NFTコレクションを販売

FMラジオのJ-WAVEが、NFTを活用した次世代アーティスト発掘&育成プロジェクト「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」(以下、MAP)の音楽NFTコレクション第1弾の販売を開始しました。

J-WAVEは、1988年10月に放送開始した東京都を放送対象地域としたFM放送局。当初は洋楽しか流さなかった同局が、同局のレコメンドで流した邦楽がひとつのムーブメントとなり、そこから現代も使われる「J-POP」という言葉が生まれるキッカケとなっています。

J-WAVEが展開するMAPは、同プロジェクトが才能あると認めた8組の次世代アーティストを、J-WAVEと著名クリエイター、プロデューサー陣がメンターとなって育成していく音楽プロジェクトです。10月に開催されるイベントのステージでのパフォーマンスに向けて、楽曲制作過程をラジオのオンエアを中心に公開しながら進行しています。

メンターには川田十夢、真鍋大度、後藤正文、小橋賢児、J-WAVEナビゲーターのサッシャ、エンターテック・アクセラレーターの鈴木貴歩、音楽ライターのふくりゅうや、クラムボンのミト、LOFT PROJECTなど幅広いメンバーが集結しています。

MAPの最大の特徴はNFTを活用したアーティスト育成。8組のアーティストが、メンターのバックアップのもと、活動期間中にデモ音源を作成し、その作品をNFTとして販売していく取り組みを行うとしていました。販売により得られる収益は手数料、運営費を除いて、次の楽曲やクリエイティブの制作費など、アーティストの育成などに使われます。

今回、MAPに属するMAPアーティストの音楽NFTコレクションの販売が開始となりました。コレクション第1弾とは、MAPアーティスト6組がそれぞれのメンター協力のもと制作した音楽NFT。ラジオのオンエアを除いて、NFT購入者のみが楽曲のフルデータをDLして聴くことが出来る仕様になっているとのこと。また、NFT購入者のみが、9月1日に開催されるMAPアーティストが出演予定のライブイベントに、現地参加することができる特典も付与されます。

MAPアーティストのSuhmは「何でも気持ちが宿ると、大切なものになると思います。初めてもらったネックレス、思いを寄せる人との通話、遊び終わった後の始発までの時間。これらは物質・技術・概念ですが、ロマンチックです。しかし、WEB3.0に関するものは、『いかに稼ぐか』という側面に注目が集中し過ぎており、ロマンチックが見えてこないです。そこで私は未知なる体験との出会いこそ、注目すべき側面なのではないかと考え、この曲を作りました」と、今回の楽曲への思いを語っています。

第1弾の傘下アーティストはほかに、雫、東京〇X問題、藤本陸斗、堀内洋之、Rianが傘下しています。

今回のNFTコレクションの価格は、0.08ETH。販売は広済堂ネクストが手掛けるNFTマーケットプレイス「TATSUMAKI」と、世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」にて先着順で行われます。

J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM
https://www.j-wave.co.jp/map/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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