音楽NFTマーケットプレイス「.mura(ドットミューラ)」が今年4月にサービスのリニューアルをおこなうことを発表しました。今回のリニューアルでは、音楽NFTにおける「新曲」を軸にした新機能などが盛り込まれます。
.muraは、ドットミューラ社が開発・運営する音楽NFTマーケットプレイスです。音楽とアートワークを組み合わせてNFT化し、限定版として作品を販売することができます。2021年10月にサービスを開始してから小室哲哉氏やNIRGILIS(ニルギリス)、am8(エーエム・エイト)などのアーティストとコラボをおこない、NFT作品を公開・販売しています。
4月に行われるリニューアルでは、新曲発表に特化した音楽NFTマーケットプレイスとなるとのこと。リニューアル後は、SpotifyやYouTube Musicなどのストリーミングサービスで配信される前の新曲が試聴可能になり、マーケットプレイス上に楽曲のバックグラウンドや共同制作者の情報などが掲載され、ユーザーは気に入った新曲の限定版NFTを購入できます。
限定版NFTを保有しているユーザーは、楽曲がストリーミングサービスで配信開始されると、再生数に応じて.mura(ミューラ)コインを受け取ることができます。.muraコインは作品の購入に使えるほか、ヘッドフォンやイヤフォンなどのプレゼント企画、限定ライブへの招待、ギフト券の交換、会員限定記事の公開、寄付などさまざまな特典に利用できるとのこと。
今後は今年6月に.muraコインの獲得状況を確認し、各種特典が利用できるスマホアプリの公開、2024年には一度購入した楽曲を別のユーザーに販売できる二次流通マーケットのオープンを予定しています。
ドットミューラ社は.muraのリニューアルにあたり、「NFT技術を使用することで、将来アーティストがスターになった場合に楽曲のNFTが初期ファンとしての証明になるかもしれないワクワク体験をお届けします。アーティストやプロダクションの方々へは、新しいプロモーション活動への挑戦の場として、新曲好きの音楽ファンを通じた作品の拡散の機会を提供します」とコメントしています。
.mura
https://dot-mura.com/landing
J-WAVEがNFTを活用した次世代アーティスト発掘&育成プロジェクトを展開
NFTを活用した音楽関連の動きでは、FMラジオのJ-WAVEがNFTを活用した次世代アーティスト発掘&育成プロジェクト「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM(以下、MAP)」が音楽NFTコレクションを販売した例があります。
MAPの特徴はNFTを活用したアーティスト育成で、アーティストがメンターのバックアップのもと、活動期間中にデモ音源を作成し、その楽曲をNFTとして販売していく取り組みをおこない、販売により得られる収益は手数料、運営費を除いて、次の楽曲やクリエイティブの制作費など、アーティストの育成などに使われるというもの。
ほかにはNFT保有者のみが楽曲のフルデータをダウンロードして聞くことができる仕様や、MAPアーティストのライブイベントに参加できる特典などがありました。
従来の楽曲販売とは異なる収益の獲得やさまざまな特典を付与できる音楽NFTは、今後アーティストの新たなプロモーション方法として定着するかもしれません。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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