グッチ、店舗での仮想通貨決済を導入へ。ドージコインも対応

Gucci(グッチ)が、今月末よりアメリカの一部店舗で暗号資産(仮想通貨)による支払いを開始することがわかりました。

今月末より開始となるのは、ニューヨークのウースター・ストリート、ロサンゼルスのロデオドライブ、マイアミのデザイン地区、アトランタのフィップス・プラザ、ラスベガスのショップス・アット・クリスタルズの5店舗で、今夏には北米の直営店すべてで試験導入を開始予定とのこと。

利用可能な暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)、シバイヌコイン(SHIB)、ラップドドットコイン(WBTC)のほか、米ドルに連動した5つのステーブルコインに対応予定です。

支払いは、利用者の電子メールに送信されるリンクで行います。リンクにはQRコードが含まれており、顧客は自分の電子ウォレットから支払いを実行する形でとなります。

既存のPOS端末のQRコードやNFCリーダーを通じて、顧客のスマートフォンの暗号通貨アプリと接続し、モバイルクレジットカードによる支払いと同様に受け付けることが可能なため、小売業者は、支払いを米ドルなどの不換紙幣に自動的に変換するか、暗号通貨の形で売り上げを受け取ることができるとのこと。

グッチの社長兼CEOであるMarco Bizzarri氏は「グッチは、お客様によりよい体験を提供できるのであれば、常に新しい技術を取り入れたいと考えています。暗号通貨を決済システムに組み込むことができるようになった今、このオプションを希望されるお客様にとって自然な進化と言えます」と述べています。

グッチは最近、Web3に特化したチームを作り、「The Sandbox」で土地を購入し開発をすすめているほか、2つのNFTプロジェクトをリリースし、Discordサーバーを開設するなど、Web3まわりで積極的な動きをみせています。

今回の暗号資産(仮想通貨)による支払いでは、ドージコインのようなアルトコインも対象にしていることから、グッチの本気度合いがわかります。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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