金融関連用語辞書 いまからでも解る用語解説

本記事では金融・証券などから頻出用語をピックアップし簡単に解説していきます。

目次

金融関連基礎用語

法定通貨

法定通貨とは各国の中央銀行が発行できる、法律によって定められている通貨の事です。

円や米ドルなどを指します。

法定通貨は各国によってその価値が保証されており、財産としての価値は極めて高いです(劣化しにくい)

ただし、価値が劣化しにくいだけで急激なインフレによる価値の目減り。

また国際的な観点からすると、円高/円安といった表現が存在するように各取引や情勢などによって各法定通貨同士の相対的な価値が変動します。

法定通貨の価値が安定している国の特徴としては、GDPが高い・紛争地帯から遠いなど恐慌に陥りにくい条件が揃っていること一般的には考えられています。

日本円は企業の安定感や、島国であり物理的な侵略が難しい点などから世界情勢が不安点な時に集中的に買われやすく、そうした場合円高になる傾向が強いと言われています。

株、もしくは株式とは株式会社の資金調達方法の一種。

株式会社が株券を発行し、取引市場で買い手が買うことで株主となります。

企業側は買い手より現金が入ることによる、事業に対する増資が可能になりより事業拡大をして利益を追求していくことができます。

株主側は企業株を持つことにより、様々なメリットを享受することができます。

例えば株主はその保有率によって経営に参画したり意見を出すことができ、企業のオーナーの一人となります。

また、株主は取引所を通じての売買により利益を獲得したり、配当金や株主優待で利益を得ることができます。

株主優待で想像しやすいのは飲食店のグループから送られてくる、割引券や無料招待券などです。

IPO(アイピーオー)

IPO、もしくはIPO株とは市場に今後新しく公開される株式の事。

Initial Public Offeringの略語です。

同じ意味合いで『新規公開株』もしくは『新規上場株式』と表記されます。

IPOが人気となる理由は、通常の公開前に株を手に入れることができるという点。

通常公開株になった場合は市場で買いが発生し、価値が上昇します。

その時に公開前に手に入れていた株を売りに出すと、利益が出やすいというわけです。

その為、公開前の段階で対象の株を手に入れる権利を持つIPOはとても人気で、証券会社各社から抽選という形式で買い手を募ります。

IPOの銘柄情報が公開されると、買い手は対象の証券会社に対して抽選申し込みをし、それが通った時点で買う権利が得られます。

公開に際して利益を見込みやすいので、IPO株は常に人気というわけです。

投資信託

投資信託とは複数の銘柄をパッケージングした投資スタイルのこと。

プロのトレーダーが信託に投資された資金を運用し、バランスを考慮しながら買い付けを行います。

自分で個別株に投資を行わず、決まった金額を分散投資できるという商品です。

年間で手数料がかかり、取り扱われる投資信託や証券会社によって異なります。

アセットアロケーション

自身の金融資産の整理区分のことです。

アセット=資産。アロケーション=配分。という意味です。

通常の配分では『現預金』『国内株式』『外国株式』『国内債券』『杯国際件』『不動産』『コモディティ』という感じで表示をします。

コモディティは金などの現物のことです。

1000万円のアセットアロケーションを例にとってみましょう。

  • 現預金540万円で54%
  • 株式に300万円で30%
  • 国内債券に80万円で8%
  • コモディティに80万円で8%

といったイメージです。

不動産などのカテゴリーを増やせばより細かくなります。

また、一年に一回このアセットアロケーションを見直すことにより、資産の内訳を明らかにすることが重要です。

例えば一部の株式を利益確定し、現金化した場合に現金の割合が非常に高くなっているとします。

投資では、あらゆるジャンルに分散した方がいいので、この『現預金』の比率を下げ、再び別のものに投資をすることで再度総資産のバランスを保つのです。

ポートフォリオ

自身の金融資産をどの程度どこに置いているか、という区分けです。

よくアセットアロケーションと混同されますが、ポートフォリオでは○○株式会社にいくら投資している。

コモディティの中の『金』の比率は何%など、より詳しく記載します。

アセットアロケーションという箱の中に、ポートフォリオという区分けがあると考えるとイメージしやすいです。

FIRE

FIREもしくはF.I.R.E.とは【Financial Independence,(and) Retire Early】の略。

自力で資産形成を行い、サラリーを貰う仕事などからセミリタイアすることを指します。

米国発祥のムーブメントであり、2020年頃から特に注目度が上がっている指針です。

FIREについて詳しく見る→

証拠金

証拠金とはFXで取引をする上で必要な資金で、担保として機能します。

チャート

チャートとはグラフです過去の為替レートを可視化

過去の為替レートを可視化してみることで、相場の動きを確認することが可能となります。


過去のデータをもとにこれからの値動きを予測したり、見た目の形から今後を予測したり、テクニカル分析を行ったりすることができます。

FXチャートの種類は、ローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートの3つです

ローソク足チャート

ローソク足チャートは、1日、1週間、1ヶ月、1年間という期間にわけてローソク型のグラフを表示します。

『四本値』と呼ばれる4つの値をわかりやすく表示しその期間の値動きを表示します。

  • 始値(はじめね) 期間が始まった時の価格
  • 終値(おわりね) 期間が終わった時の価格
  • 高値(たかね)  期間中の最高値
  • 安値(やすね)  期間中の最安値

期間終了時に始値より終値の方が高い場合はその期間を陽線と呼びます。

逆に始値より終値の方が低い場合はその期間を陰線と呼びます。

バーチャート

四本値を表すバーチャートは、垂直な1本の線と、左右に出ている2本の直線とで構成されます。

左に出た直線が始値で垂直線の上端が高値、下端が安値、そして右側に出た直線が終値を表します。

左側の線よりも右側の線が下にあればその期間中での価格の下落を、逆に上にあればその期間中での価格の上昇を表します。


ラインチャート

ラインチャートは終値のみを結んで表示している折れ線グラフのような非常にシンプルなチャートです。

上記のローソク足チャートや、バーチャートなどとは違い始値、高値、安値は表示されません。

多くのトレーダーは終値を重視する傾向にあるので、ラインチャートでの分析も十分な効果があります。

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産とは、ネットワーク上で取引できる通貨の事です。

実際のコイン・またはお札などの物理的な貨幣は存在しません。

具体的には後述するビットコインとアルトコインなど呼ばれるものが属しています。

仮想通貨という呼称に関しては、公的には暗号資産と呼ぶように改められ、改めて呼称の普及が図られています。

したがって通常の文脈では仮想通貨といった記述がある場合、暗号資産を指しています。

暗号資産について詳しく見る→

ビットコイン(Bitcoin)

ビットコインとは、最も有名な暗号資産(仮想通貨)の固有名称です。

略称は『BTC』。

1ビットコイン当たりの変動が大きいのが特徴で

またビットコイン以外の暗号資産を総称するアルトコインという言葉があります(下記参照)。

アルトコイン(altcoin)

アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産の総称です。

Alternative Coinの略で、代替や代わりといった意味合いがあります。

2021年現在では有名な物から草コインと称される非常に小さいものまで1500種以上のアルトコインが存在しています。

有名な銘柄としてはETH(イーサリアム)、リップル(XRP)、モナコイン(MONA)などが存在しています。

当然有名なコインほど相場変動や高騰の可能性を保持しています。

また逆に、何かしらの原因による暴落などの可能性も有名であるほど高いと言えます。

草コイン

草コインとはアルトコインの中でも取引総額や時価総額が特に低いコインを指す言葉です。

特定の銘柄ではなく総称として用いられます。

現在アルトコインは大小含め1,500種類以上が正解であると言われており、その中でも規模の小さいものを指しています。

持ちユーザーが少なく流通量も知れている為、投資の期待値としてはリスクが高くリターンが低いといったものになります。

基本的に有名になるほど取引量は増えていく為市場が活性化しますが、草コインはその対極のような存在と見ていいでしょう。

FX

FXとはForeign Exchangeの略で、ある通貨を別の通貨に交換することを指しています。正式名称は『外国為替証拠金取引』となります。

『円からドルへ』または『ドルから円へ』といった様な通貨同士の取引ですね。

また、この様な組み合わせを通貨ペアと言い『円/米ドル』の様に表記されます。

また、古い英語の略称では一時期『Forex』となっていました。日本語では現在でもつかわれる言葉で『外為』などの略語も存在しています。

FX用語を詳しく見る→

通貨ペア

通貨ペアとはFXにおける通貨の組み合わせを指す用語です。

『円/米ドル』や『円/ユーロ』といった様に表記されます。

左に表記される物を『基軸通貨』右に表記される物を『決済通貨』と言いこれで売買の状態を表しています。

簡単に例えると、先に来た方の通貨が主語となっており『円/米ドル』を買うといった表現の場合は『米ドルを売り、日本円を買う』といった動作を指しています。

通貨コード

各国の法定通貨には通貨コードと呼ばれる略称が存在しています。

主な通貨コードは下記の通り。

国名・通貨EUR国名・通貨通貨コード
日本・円JPY
アメリカ・ドルUSD
EU・ユーロEUR
中国・人民元CNY
イギリス・ポンドGBP
オーストラリア・ドルUSD
カナダ・ドルCAD
香港・ドルHKD
韓国・ウォンKRW
メキシコ・ペソMXN
ニュージーランド・ドルNZD
ノルウェー・クローネNOK
スイス・フランCHF
トルコ・リラTRY

この内比較的人気・取引が多い通貨をメジャー通貨。

逆に取引の少ない通貨をマイナー通貨という風に区分けします。

メジャー通貨は相場の安定性が高くスプレッドが狭く(安く)設定されている事が多いです。

マイナー通貨は相場のブレが懸念され、スプレッドもメジャー通貨同士よりも広く(高く)なる傾向にあります。

スプレッド

スプレッドの英語的な意味合いは『広さ』。

FXなどの取引ではこのスプレッドを売り買いの価格差という意味で表します。

FXにおける実質の取引手数料にあたり、この値が狭い方が好まれます。

つまりスプレッドが狭いとは売り買い時の価格差が少ないという事であり、FXを活用するユーザー側から見て有利な状況。

逆にスプレッドが広い状況では価格差が大きくなり、ユーザー側に不利な状況を指します。

つまり「スプレッド極狭キャンペーン」といった意味合いの様なことを書かれている場合「期間限定でユーザー側に有利な条件でお取引を提供しています」となるわけです。

レバレッジ

レバレッジは『てこ』という意味を持ちます。

FXでのレバレッジはてこの小さな力で大きなものを持ち上げるように、自身の所持金より多くの金額を運用し取引できる仕組みです。

普通1万円の所持金の場合は、1万円分の取引しかできません。

ですがレバレッジをかければ1万円分の資金でも、何十倍の金額分の取引をする事ができます。

NISA

『NISA』とは、資産形成の普及に向けた政策として2014年に始まった、利益が出た金額が『非課税』になるという少額投資に適している節税制度です。

年間120万円までの非課税枠があり、この枠内で購入した金融商品を売却した際の値上がり益(譲渡益)と配当金(分配金)に税金が掛かりません。

iDeCo(イデコ)

『iDeCo(イデコ)』とは『個人型確定拠出年金』の愛称です。

老後の資産形成のための制度です。

自分で作る年金というようなイメージで、毎月一定額を積み立てていき60歳以降に受け取ることができます。

iDeCo(イデコ)の大きな特徴として、運用利益に対して税金が一切かからない・掛金が全額所得控除になる・積立てたお金を受け取る際に大きな控除が使えます。

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