FXとは? 初心者でも簡単に利益の出し方リスクを解説

昨今、いわゆる『2,000万円問題』が話題となっています。

ざっくり言うとこの問題は、定年退職をした夫婦に老後で必要なお金は2,000万円であると金融庁が試算したことに端を発しお茶の間に知れ渡った問題です。

これからは更なる医療の充実による長寿化が進んで国民の平均寿命はドンドン長くなり、それに伴い年金の受取額が減少して行く事が予想されます。

ですので、現代では現役時代の段階から退職後の資金を準備して行く必要があります。

この資金を生み出すために、毎月の勤め先の給料以外のキャッシュフローを生み出すために、投資を行う事が求められ、その投資先としてFXが人気となっています。

この記事の対象は、20代・30代の未だ投資が未経験の方向けとなっており、何故FXが投資として人気なのか理由の解説と、また実際の取引の流れを説明したいと思います。 老後の生活に不安を残さない様に、少しでも早い段階から資産形成を行ってみてはいかがでしょうか?

目次

どうしてFXが人気なのか?

そもそもFXとは、Foreign eXchange(外国為替証拠金取引)の略語で、通貨を投資対象とした取引となります。

皆さんもご存知の通り、現代ではFX以外にも様々な投資対象が存在し、中でも特に有名なのが下記の3つです。

  • 株式投資
  • 暗号資産(仮想通貨)
  • 不動産投資

しかし、実際に投資未経験の方が投資の第一歩として上記の投資を実際に行う事は難しいのではないでしょうか?

その理由として、

【必要な投資額が高い】
1Rマンション投資では、初期費用である頭金が数百万円程度必要となります。

【取引の出来る時間帯が限られている】
日本株の場合、基本的には株式市場の開いている平日の9:00-15:00(11:30-12:30を除く)でのみしか行う事が出来ない為、仕事の時間と被る。

【値動きの幅が大きい】
暗号資産の場合、1日で10%以上の値動きがある事が多々あります。

 100万円で購入しても次の日に大暴落が起こり90万円でしか売却出来ない、などという事もありえます。

このような理由から、まず投資初心者にオススメな投資というのは、

  • 少額の投資額からでも取引が可能
  • 取引が出来る時間帯が長い
  • 値動きの幅が狭い

という特徴のある投資がオススメとなります。

ここでFXにおける投資の特徴としては、以下の事が挙げられます。

【レバレッジを活用する事で、少額からでも取引が可能】

現在、国内のFX会社では最大で25倍のレバレッジをかける事ができます。

これはつまり、口座に預け入れている金額の25倍までの取引が可能と言う事です。

例えば口座に4万円入っている人は、一度に最大で100万円の商品が売買可能となります。

このレバレッジを活用する事で少額からでもFX投資が可能となり、更に資産効率を高めることができます。

※詳しくはFX用語集で言葉を覚えましょう

【平日は、ほぼ24時間取引が可能】

FXは月曜の早朝から金曜の深夜まで取引ができるので、仕事に行く前や仕事終わりの自分の空き時間に売買を行う事が可能となります。

【基本的に値動きが限定されている】

FX市場には民間企業や個人だけでなく、国も参加しています。

この様に市場の参加者が多いので、他の投資と異なり比較的に急激な価格の上昇や下落は滅多にありません。

これら理由に加えて、どんなに投資が上手い人でも負ける事は避けられないので、投資初心者は負けた時の損失額が少額に収まるFXが投資の第一歩としてオススメとなります。

FXを通じて時事刻々と資産が変動する『投資』に慣れる事で次の投資にチャレンジをする事が、本業である仕事と両立して資産形成を行っていく上で大事なのではないでしょうか。

FXについて

FXでは2つの通貨の交換が取引の基本となります。

FXは市場が開いている間は常に為替のレートが変動しており、その特徴を活かして利益を得る取引となっています。

例えば『米ドル/円』を取引する場合は、米国の通貨『米ドル』日本の通貨『円』を交換することになります。

この2か国の通貨を1つのペアにしたものを『通貨ペア』と呼び、先ほど述べた『米ドル/円』は世界的にも取引量の多い人気の通貨ペアとなっています。

FXで利益が出る仕組みとしては、2通りのパターンがあります。

まず1つ目は、通貨ペアの買った値段と売った値段の差額により差益を得るキャピタルゲインと呼ばれる方法です。

例えば『米ドル/円』のレートが安い時に買って、高い時に売れば利益をあげる事が出来ます。

つまり、『米ドル/円』のレートが高くなると言う予想があれば『米ドル/円』を初めに買って、予想通りある程度上昇したら売ると言う選択肢を取る事が考えられます。

それに加えてFXでは『米ドル/円』のレートが低くなると言う予想があれば、『米ドル/円』を初めに売って、予想通りある程度下落したら買うと言う選択肢を取る事が考えられます。

予想通りになると利益が生じ、予想とは逆になると損失が生じます。

このキャピタルゲインを狙う投資方法を選ぶ場合、投資初心者の方は、FXの中でも取引量の多い『米ドル/円』や『ユーロ/米ドル』を取引対象とした方が無難です。

2つ目は、通貨ペア国の金利差から派生するスワップポイントを得るインカムゲインと呼ばれる方法です。

インカムゲインは株の配当金のようなもので、決まった期間その通貨ペアを取引していると一定額が受け取る事が出来ます。

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって発生し得られる利益のことで、株式配当金や預金金利のようなものです。

このインカムゲインを狙う投資方法を選ぶ場合、長期的に保有する必要があるので、よりレートの値幅が狭く、かつ安定した高金利である通貨ペアを選ぶ必要があります。

『豪ドル/円』や『ニュージーランドドル/円』が日本におけるインカムゲインの人気通貨ペアとなっています。

FXにおけるリスクとは

FXにおけるリスクは、メリットの裏返しでもある事が多いです。

以下に例を挙げていきますので、しっかりと把握して下さい。

  1. 為替の変動リスク
  2. 金利の変動リスク
  3. レバレッジのマイナス作用
  4. 取引所の障害やトラブルなど

為替と金利の変動リスクについては、それ自体が利益との反証であり自分にとってプラスに動けば利益に。

マイナスに動けば損益になるのは既に語った通りです。

この辺りのリスクは【如何にマイナスを回避するか】というところ。

そして、ローリスクはローリターンに繋がっており当然ハイリスクを抱えればハイリターンに繋がるという構造になっています。

レバレッジによるリスクは有名な物で、変動幅に上限が無かった時代に100倍などの大幅なレバレッジをかけたのにロスカットによりマイナスが確定し、資金を大きく超越して破産してしまうという物でした。

この為、国内では25倍の規定が設けられレバレッジは通常3倍程度が望ましいとの見解も市場動向として表れています。

レバレッジはハイリスクハイリターンの象徴でもありますね。

そして取引所のトラブルなど。

機械(技術)的な要因を持つトラブルや、地震の端末などによる通信のトラブルなど。

実際の額面ではないトラブルなども予想できます。

リスクはこのほか様々あり、必ずしも希望した範囲で取引をすることができないというシチュエーションが存在しています。

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いまをアルク編集部
いまをアルク編集部
いまをアルクメディア編集部です。
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