大手証券会社を徹底比較! 注目するべきポイントとは

大手証券会社を徹底比較! 初心者が口座を開設するために注目するべきポイントとは

本記事では今から株式投資を始める方々のために、注目すべきポイントを抜粋して大手証券会社を比較しました。

投資:貯蓄=2:8

これは日本の投資と貯蓄の割合です。

しかし最近、貯金をするべきという考え方から、貯金は損という考え方へ世の中が変わってきています。

今や大手銀行でも金利は0.001%。100万円預けても1年間で10円増えるだけ。

お金をおろすときの1回分の手数料で、もうマイナスです。

かつて投資は富裕層の特権、またはリスクがあるから怖いものと言われてきましたが、投資知識の需要はグローバリズムの拡大とともに上昇しています。

将来のためにコツコツ貯金をして生活すべきというのはもう時代遅れになりつつあります。

これからは、自分で生み出した資産は自分で運用して管理していく時代です。

つまり、投資の知識を早く身に着けなければ置いてけぼりになってしまう可能性があるのです。

そこで、今回は投資初心者の方々が証券口座を選ぶときに、注目すべき点について解説しながら証券会社を比較していきます。

目次

注目すべきポイント

今回は以下の項目で証券会社を比較していきたいと思います。

まず、最低いくらから投資活動が始められるのか。

基本的には投資は5万円があれば始めることができます。

これは株式は最低100株から購入することができ、一株最低500円、それを100株購入で5万円が最低額になるからです。

しかし金融商品によっては最低額が異なってくるので、自分の無理のない範囲で始めてみてください。

手数料

株式を売買するには必ず手数料がかかってきます。

その手数料は会社によっても金融商品によっても異なるため、吟味することが必要です。

自己資本規制比率

これはユーザーが損をしたときに、証券会社が担保として支払うための純資産のことです。

この金額が大きいほど投資でリスクを被ったときに証券会社が守ってくれるということになります。

投資情報

投資情報の量が豊富かどうか、それを頻繁にユーザーに提供してくれるツールがあるのかどうかも重要になってきます。

会社から送ってきてくれる情報がなければ、株式の動きをいつもパソコンの前に張り付いて監視していないと不安になってしまうかもしれません。

金融商品

金融商品にどれだけの選択肢があるのか。

投資といっても方法はいろいろあって、ハイリスクハイリターンなものからローリスクローリターンで始めやすいものまでさまざまです。

それから利益が短期で出るのか長期的に温めなければならないのか。

自分がどのような投資スタイルを希望しているかによって、自分にあった方法を選べる会社を見つけましょう。

証券会社比較

松井証券

松井証券は、100年以上の歴史を持つ証券会社です。

老舗の証券会社でありながら、日本で初めて本格的なインターネット取引を導入したことで、ネット証券のパイオニアとして知られています。

その他にも、預株制度や、一日信用取引など多数のサービスを“業界で初めて”導入してきた実績があります。

【手数料】
松井証券は価格別の「ボックスレート」と呼ばれる手数料体系を採用しています。
これは、1日の売買金額に応じて手数料が決まるというシステムです。

26歳以上の方の場合、1日50万円までの株式取引の手数料が無料。
100万円までは1,000円(税込1,100円)、200万円までは2,000円(税込2,200円)、以降100万円増えるごとに1,100円(税込)加算されます。

25歳以下であればこれらの手数料が一切かかりません。
(NISA、iDeCoなどの非課税制度とは別の手数料体系です)

詳しくはこちらをご覧ください。  

【自己資本規制比率】

674.1%(2021年6月)

【投資情報】

webページから閲覧可能な投資情報ツール、プロのトレーダーも愛用の「ネットストック・ハイスピード」
スマホアプリ「株touch」など充実した情報サービスが展開されています。

【金融商品】
株式(現物取引・信用取引)、投資信託、IPO、賃株サービス、立会外分売、ベストマッチ(約定価格改善サービス)、PTS、MMF、先物・オプション取引、NISA・つみたてNISA、FX、ETF/REIT、iDeCo

【おすすめポイント】

松井証券が発行する松井ポイントは、商品・Amazonギフト券への交換が可能なほか、投資信託の積立にも利用できます。

初心者にもわかりやすいアプリの設計や、25歳以下の手数料無料制度から、これから投資を始めたいと考えている若い方に特におすすめができます。

野村證券

野村グループは独立した証券会社であり、前身は両替商です。

「顧客第一の精神」で証券業に取り組み、1925年に野村證券になりました。

今では世界30か国に展開するグローバル企業です。

現在証券会社の中でも「時価総額」「営業収益」「顧客預かり資産」の3部門において、ナンバーワンを誇っています。

【手数料】

国内株式の場合、売買取引に20万以下の場合は2860円(税込)で、20万~50万以下は1.43%(税込)。

それ以上の金額だと利率は下がりますが、別途手数料がかかります。

オンラインサービスでのお取引の場合、~10万が152円、~30万が330円など。

電話でのお取引の場合は、~20万が1991円、~30万が2619円など、取引方法によって手数料が異なってくるのでご注意ください。

【自己資本規制比率】

256.6% (2021年3月)

【投資情報】

Facebook、Twitter、YouTubeで随時投資情報を発信しています。

【金融商品】

ETF/ETN、REIT(不動産投資信託)、IPO(新規公開株式)、PO(公募・売出し株式)、まめ株(単元未満株)、株式積立(株式累積投資、信用取引、TOB(公開貸付)、株式コミュニティ、外国株式、投資信託、債券、FX、ラップ口座、預金、ローン、保険・年金保険)

※IPO:いわゆる上場会社の株式取引のこと。東京証券取引所で毎日公開されている株式市場によって相場が決まる。まずは自分に身近な企業や応援したい企業の株式を買うことから始めるのがいいでしょう。

【おすすめポイント】

野村證券は圧倒的営業力を誇っている証券会社です。

したがって、投資初心者で証券マンの方にたくさん質問したり、ご相談したりしながら進めていきたい方には安心な会社なのではないでしょうか。

大和証券

大和証券の前身となっているのは1902年にできた藤本ビルブローカーという銀行社屋です。

かつては住友銀行という名前で現在の三井住友銀行との提携がなされていました。

現在は独立した証券会社であり、企業理念は「信頼の構築、人材の重視、社会への貢献、健全な利益の確保」の4つです。

【手数料】

国内株式委託手数料は最大1.26500%(税込)、最低2750円(税込)

【自己資本規制比率】

21.72%(2021年3月)

【投資情報】

LINEとメールで投資情報通知サービスを登録することができます。

基準価額や、分配金、最初に設定した目標金額に達したとき、5%以上購入価額から下落したとき、東京株引き市場とNY株式市場のマーケット情報などを受け取ることができとても安心です。

【金融商品】

信用取引サービス、IPO(新規公開株式)、PO(公募・売出株式)、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)、REIT(不動産投資信託)、るいとう(株式累積投資)、米国株、欧州株、中国株、新興国株式(DR)、海外ETF

投資信託

債券(円建債券、国債・地方債、転換社債CB、外貨建債券、仕組債)

FX、年金・保険、証券担保ローン

【おすすめポイント】

大和証券は投資情報の通知が豊富です。

投資初心者の方は最初はパソコンの前に張り付きがちかもしれません。

目標金額に達したとき・評価額が5%以上下がったときに通知してくれるサービスは大変うれしいです。

SMBC日興証券

SMBCは三井住友グループが持つ証券会社でグループ力が強いのが特徴です。

グループ会社の中には銀行、信託銀行、コンサルティングなど様々なサービスがあります。

前身は1918年にできた現物株の取り扱いをしていた川島屋商店です。

2011年に日興コーディアル証券からSMBCに社名を変更しました。

【手数料】

パソコン、スマホ、自動音声の場合

~10万が137円、~20万が198円、~30万が275円、~50万が440円、~100万が880円…

オペレータを利用した取引の場合は~100万が1.07525%(最低2337円)の手数料がかかります。

※すべて税込価額

【自己資本規制比率】

297.1%(2021年6月)

【金融情報】

オンライントレードご利用の方限定のEメールサービスがあります。

約定通知、株価通知など普段お忙しい方におすすめです。

【金融商品の種類】

国内株式、IPO、PO、外国株式、ETF、ETN、REIT、信用取引

国債、新発債券、外貨建て債券、円建て債券

投資信託

年金・保険、iDeCo(個人型確定拠出年金)

証券担保ローン

【おすすめポイント】

SMBCは今回紹介した中で最も自己資本規制比率が大きいです。

つまり会社の収益性が最も高く、信頼できるところが特徴です。

みずほ証券

前身はみずほフィナンシャルグループの傘下であった第一勧業証券、富士証券、興銀証券です。

現在もグループ会社に銀行や、信託銀行、シンクタンクなどがあり様々な需要に対応しています。

海外にたくさんのネットワークを持っているのも特徴の一つです。

【手数料】

通常プランと1日限定プランがあって、

通常プランの場合、コールセンター取引では、最低2750円(297738円以下の約定代金)。

100万以下で0.92400%、300万以下0.70400%+2200円、500万以下0.66000%+3520円…。

インターネット取引の場合、最低1045円(301904円以下の約定代金)。

100万以下0.34650%、300万以下0.26400%+825円、500万以下0.24750%+1320円…。

ネット信用取引だと無料

※すべて税込み

【自己資本規制比率】

290.4%(2020年12月)

【金融情報】

「マーケットビュー」「マーケットフォーカス」で情報提供しています。

公式YouTubeチャンネルで最新マーケット情報も公開してるのでチェックしてみてください。

【金融商品の種類】

国内上場株式、公開買付け、IPO、外国株式、立会外分売、PO

信用取引

ETF、ETN、REIT

VWAPギャランティ取引、株券貸借取引

円建て新発債券、円建て既発債券、外貨建て新発債券、外貨建て既発債券、個人向け国債

投資信託

年金・保険

【おすすめポイント】

みずほはネット取引の場合、手数料が無料になるところが魅力です。

そのほかの手数料においても他社と比べると比較的低いのはうれしいですね。

SBI証券(ネット証券)

SBIホールディングスの100%子会社で、インターネット証券最大手です。

店舗型の証券会社をしのぐ勢いで近年顧客数を伸ばしています。

SBI証券は「口座数」ランキングでは証券会社の中で第一位です。

【手数料】

国内株式スタンダードプランが手数料最低55円~

【自己資本規制比率】

248.4%(2020年12月)

【金融情報】

HPで「朝イチ情報」で相場の読み筋などを公開しています。

【金融商品の種類】

国内株式、PTS取引、IPO、PO、立会外分売、単元未満株、外国株(米国株式、米国ETF、NISA・ジュニアNISA)、投資信託、債券(円貨建債券、外貨建債券)、FX、先物・オプション、CFD(くりっく株365)、金・銀・プラチナ、eワラント

【おすすめポイント】

SBI証券はこの中で唯一のネット証券会社で、強みは「24時間取引」できるところと「割安の手数料」です。

ネット証券会社の中でも最大の海外9か国の株を取引きできる規模を持っています。

くりっく株365に関しては24時間、祝日も取引可、売りからスタートすることもできる取引方法で最近ユーザーが増加しています。

投稿者プロフィール

たまご
たまご
恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている新卒OLです。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。
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