Coinbase、NFTマーケットプレイスを開設。早期受付を開始

世界最大級の暗号資産取引所を運営するアメリカのCoinbase(コインベース)は、NFTのマーケットプレイス「Coinbase NFT」を2021年内に開始すると発表。早期アクセス用順番待ちリストへの登録受付を開始しました。

コインベースは2012年にアメリカ・サンフランシスコで創業し、現在100カ国以上で暗号資産取引所を展開しています。今年8月には三菱UFJ銀行をパートナーとして日本でもローンチしました。

Coinbase NFTはNFT(Non-fungible Token・非代替性トークン)のマーケットプレイス。年内に正式ローンチ予定で、ローンチ時は日本語非対応。アメリカでの初ローンチ後、国際的に順次展開を予定しています。Coinbaseによると、最初はイーサリアムベースのERC-721とERC-1155の規格のみでのサポートになるとのことで、早いタイミングでマルチチェーンサポートを導入する予定とのことです。

Coinbase NFTの早期アクセス用順番待ちリストには、Eメールアドレスを登録する形で「ウェイティングリストに登録されると、紹介用のリンクが送られてきますので、それを共有してください。他の人を紹介して、早期アクセスの列に並んでください。紹介者が多ければ多いほど、より高い順位になります」と記されているこため、影響力のある人物から先に登録を受け付ける仕組みになっているようです。

Coinbase NFT(https://www.coinbase.com/nft/announce)より

NFTマーケットプレイスといえばオープンシー(OpenSea)が世界的に有名ですが、日本でもGMOや楽天など大手が次々と今年から来年にかけてNFTマーケットプレイスをオープン予定で、世界的に覇権争いが激化することが予測されています。世界最大級の暗号資産所を持つCoinbaseがこの領域に参入するということで、この勢力図に大きな変化が起きることになりそうです。

Coinbaseによると「ユーザーの興味に基づいてパーソナルフィードをキューレーションし、プロフィールにはユーザーが所持しているNFTを1か所に表示されるため、共感するファンやアーティストとのつながりを深めることが可能となります。このソーシャルな要素により、情熱が共有され、新たなコラボレーションを生み出し、イマジネーションを掻き立てられることで、未来の可能性を無限に広げます」と述べており、売買にくわえて、クリエイターやコレクター、ファンのコミュニティ形成を支援するとのことです。

また「Coinbase NFTが目指しているのは、全ての人が自身の創り出したクリエイティビティからのきちんと利益を得られるようにすることです。そして、クリエイターエコノミーが実体経済の一部ではなく、中心的な原動力となるような未来に貢献することを目指しています」とコメントしています。

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大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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