インターネットオークションを手掛ける「モバオク」が、NFTサービス構築支援プラットフォーム「ユニキス ガレージ」のサービスとAPI連携。モバオクでNFTのオークション開催が可能になりました。
モバオクは2004年からサービスを提供している国内大手のネットオークションサイト。DeNAの子会社である株式会社モバオクが運営しており、月額利用料が必要な反面、販売手数料は不要という独自の路線を貫き、多くのユーザーが利用しています。
今回モバオクが導入したユニキス ガレージは、ビットファクトリーが提供しているNFTサービス構築支援プラットフォーム。一般的なWeb開発のスキルだけでNFTの生成・販売といったサービス構築ができ、暗号資産を介さない取引が可能なため、NFT初心者や、NFT業界への参入を急ぐ企業などを中心に支持を得ています。ユニキス ガレージで生成したNFTは、ギャラリーで展示したり、ゲームへ組み込んだりすることも可能です。
この両者がAPI連携することによって、デジタルアートや電子書籍などの創作を行っているクリエイターや企業は、それぞれが手掛ける画像や映像といった作品をはじめ、音声、書籍、ゲームアイテムなどのデジタルコンテンツを気軽にNFTとして販売でき、NFTの生成から販売完了までを通したシームレスなサービス利用が可能になりました。
現時点では、モバオクと契約した法人団体のみが対象とされていますが、すでに新しい動きも出てきており、第1弾イベントとして用意されたのが、NFTアートチャリティーオークション「CREATORS RUSH!!」です。
CREATORS RUSH!!は、イラストレーター・イベントプロデューサーであるGullig(ワビスケ)氏が主宰する同名の取り組みの一環で、掲げられたテーマは「アートで日本を笑顔にする」というもの。長期化するコロナ禍の影響で、経済的な困窮や、社会からの孤立に悩む人々が増えている中、こうした課題の解決に向けてNFTアートが持つ力で貢献したい、という思いのもとに企画されています。
アートの制作について設けられたテーマは、「ポストコロナ・応援・地域・家族」×「笑顔になれる」こと。すでに、このコンセプトに共感する様々なクリエイターたちが集い、このCREATORS RUSH!!のために制作した作品をNFTアートとして出品。オークションで得られた利益は、「赤い羽根 ポスト・コロナ(新型感染症)社会に向けた福祉活動応援キャンペーン」への寄付に充てられます。
今回のCREATORS RUSH!!実施について、主宰のワビスケ氏は「暗いニュースが続いたり色々大変なご時世ですが、少しでもアートの力で貢献出来れば」とコメントしています。以前から、落札手数料0円のチャリティーオークションを積極的に開催し、企業や団体のCSR活動も応援していたモバオク。NFT出品がより気軽にできるようになったことで、その間口もさらに広がりそうです。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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