DMM.com、メタバースプロジェクト「Mid Mega City」発表

2022年9月9日

DMM.comが、新たなメタバースプロジェクト「Mid Mega City（ミッド・メガ・シティ、以下MMC)」の立ち上げを発表しました。

「MMC」は、DMMグループが企画・開発、運営を予定するオリジナルの新たなメタバースで、動画配信やゲーム、FXなど様々な事業体をもつDMMが「世界中の皆様に愛され、親しまれる、無限の可能性を形にできるメタバース」を目指して立ち上げたもの。詳細なコンテンツ情報などは不明ですが、Epic Gamesにより開発されたゲームエンジン「Unreal Engine5」を開発に活用することがわかっています。

今回のプロジェクト指導に際して、15秒の告知動画も発表。映像内では金色に輝く地球とともに、「もう一つの地球と遊び場の創造」とのコピーが映し出されています。

当プロジェクトではスクウェア・エニックスやJP GAMESなどで、プロデューサーや事業統括を務め、家庭用ゲーム機、PC、モバイルなど、幅広いゲームプラットフォームで活躍してきた本橋大佐氏が開発スタジオヘッド兼プロデューサーに就任。開発スタジオでは、本橋氏をはじめゲーム業界の人材を中心にプロジェクトを推進していくと発表しています。

開発スタジオヘッド兼プロデューサーの本橋氏は「『そうそう、こういうのを待っていました！』という、人の持つ本能や嗜好に、素直に応えられるメタバースをつくりたいと思っております。表現力やインタラクションといった、ゲームが持つ豊かな体験を提供可能にするノウハウや技術を活かし、DMMグループが展開する色々な事業に掛け算することで、ありそうでなかった、世界で唯一無二のサービスに昇華させることができると考えております」と語っており「このプロジェクトはまだ始まったばかりです。開発も、事業も、運営も、まだ見ぬパートナーの皆様と、“本気でワクワクするメタバースの未来づくり”を合い言葉に、楽しみながらお話しできれば嬉しいです」と意気込みを口にしています。

またUnreal Engine5を手掛けるEpic Games Japanの代表である河﨑高之氏は「ゲーム制作を知り尽くした『本橋タイサ』と、圧倒的なコンテンツの多彩さを誇るDMMがタッグを組みました。楽しみしかありません。本橋さんはUE5の表現力や生産性をフルに使い切りたいとおっしゃっているので、『これ絶対凄いヤツ』になります。MMCで多くの皆さんとご一緒できる日を楽しみにしています！」と期待を寄せています。

DMMはこれまでもWeb3まわりの動きを徐々に見せており、7月にWeb3関連を取り扱う新会社を年内に立ち上げる方針を発表しています。DMM.make AKIBAなどもそうですが、新しいテクノロジーへの勢いを常に示している同社だけに、今回の取り組みがどのような展開をみせるかに注目です。