不動産会社大手のゼロ・コーポレーション(以下、ゼロホーム)が、VRChatのメタバース空間に「ゼロホームVR住宅展示場」を公開しました。このVR展示場では、ゼロホームが実際に展示している4棟のモデルハウスが3Dで精巧に再現されており、架空の京都風の街並みを体験することができます。
京都に本社を構えるゼロホームは、京都、尼崎、大阪、神戸などのエリアで一戸建ての購入や注文住宅の販売・請負、木造住宅の設計・建築施工など、幅広い事業を展開しています。同社の主要事業分野には「不動産事業」「注文住宅事業」「建築施工事業」があり、特に京都の狭小敷地や老朽化した住宅に対応する専門知識と経験を生かしたまちづくりに力を入れています。
今回発表されたゼロホームVR住宅展示場は、同社が実際に展示している4棟のモデルハウスをVRChat内で再現したものです。ユーザーはこのバーチャル空間を通じて、架空の京都風の街並みを巡りながら3Dモデルハウスを見学することができます。
VRChatは、VR(仮想現実)環境で利用可能なソーシャルプラットフォームです。ユーザーはVRヘッドセットまたはPCを使用して、3Dアバターを通じて他のユーザーと交流し、さまざまな仮想空間を探索できます。多種多様な「ワールド」があり、リアルな環境の再現からファンタジーの世界、ゲームやイベントスペースまで、幅広いコンテンツが提供されています。VRChatは没入感が高く、VRソーシャルプラットフォームの中で特に人気があります。
ゼロホームVR住宅展示場へのアクセスにはPCが必要ですが、自宅に接続環境がない人でも、ゼロホームの伊丹展示場や草津展示場でも体験可能とのこと。
4棟のモデルハウスを紹介
3Dモデルハウスの「BASE3 styleN」は、光や風、自然を取り入れたデザインが特徴で、水回りのカジラク動線、機能的なキッチン、開放的なアウトドアリビングなど、現代のニーズに応える間取りを採用しています。
カジラク動線とは、家事を効率的に行うために水回りの移動を最適化した回遊動線のこと。キッチンと洗面室が直接つながっているため、「ながら家事」がスムーズに行え、広々とした洗面室では室内干しもできます。
「BASE3 FAMILY」は、住宅部分と店舗部分が一体化した建物内で、実際のサイズを体感できるように設計されています。2列型キッチンやランドリールーム、ファミリークロークなど、家事や育児を家族で分担しやすい工夫が施されており、シアタールームやテラスなどの特色ある空間が含まれています。
さらに、「カジラクの家」では、IoTを活用した新しい便利な暮らし方を提案しており、キッチン周りに集約された洗面室や家事室、リビング内のスタディスペースなど、多機能なスタイルが魅力です。
「BASE3 マチナカ」は狭小地に建つ18坪の3Dモデルハウスで、健康的な生活と省エネルギー化を追求しています。オリジナルキッチンや床座スタイルのリビング、屋上のスカイリビングやジャグジーなど、豊かな家時間を演出する設計が特徴です。
実物の住宅展示場をVRChat内で再現するメリットは、世界中どこからでもアクセスできる利便性と、移動時間や交通費の節約です。ゼロホームVR住宅展示場は、遠方に住む人にとって手軽にゼロホームのモデルハウスを見学できるサービスとなっています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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