HIKKYが主催するメタバースイベント「バーチャルマーケット2023 Winter」が、12月2日から17日にかけて開催されます。
バーチャルマーケットは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などのXR(クロスリアリティ)関連事業を展開するHIKKYが2018年にVRChatで開始したメタバースイベントです。アバターや3Dアイテム、実物商品の取引が行われ、世界中から100万人以上が来場しています。
同イベントは、バーチャルリアリティマーケットイベントにおけるブースの最多数などでギネス世界記録に認定されており、これまでにビームス、東宝、サミー、ロート、日清食品などの大手企業が出展し、各企業は自社のさまざまなコンテンツを提供。バーチャル空間での商取引や文化交流の重要な場として国際的にも注目を集めています。
バーチャル会場は「渋谷・原宿」「ロンドン」「沖縄」
11回目の開催となるバーチャルマーケット2023 Winterのバーチャル会場は、「渋谷・原宿」「ロンドン」「沖縄」をパラリアル化した3つの会場です。パラリアルとは、パラレルワールド(並行世界)とリアル(現実世界)の両方に存在することを指す造語です。
「パラリアル渋谷・原宿」では、原宿駅竹下口、裏原宿、キャットストリート、およびSHIBUYA109付近の渋谷エリアが再現されています。ポップでファンシーなテーマのもと、多くの企業ブースが出展される予定です。12月16日と17日には、渋谷と原宿を舞台にしたリアルイベント「Vketリアルinシブハラ」が開催され、パラリアルな渋谷と原宿の街を楽しむことができます。
「パラリアルロンドン」では、ロンドン地下鉄やバッキンガム宮殿、トラファルガー広場などの象徴的なスポットや、キングスロード、カムデンタウンといった通りが再現されています。魔法をテーマにしたファンタジックな空間に、さまざまな企業のブースが設置される予定です。
「パラリアル沖縄」は、国際通り、沖縄県の離島、首里城をイメージした3つのエリアに分けられており、南国沖縄の魅力を体験できる会場となっています。メタバースならではの表現を活かし、海の中にいるような独特の体験が可能です。
シャープ、クラブコスメチックス、髙島屋が初出展
出展ブースでは、シャープがバーチャルマーケットに初出展。2024年夏に商品化予定の新型VRヘッドマウントディスプレイをパラリアルロンドンのブースで展示します。製品の特徴を活かしたユースケースの確認ができるほか、実寸大の3Dモデルを360度見ることが可能です。
同じく初出展するクラブコスメチックスは、スマートフォンからアクセスできるWebブラウザ会場にて、同社のメイクアップブランド「すっぴんシリーズ」と男性用コスメブランド「t8k(テイトク)」の商品を展示・販売するエリアを展開します。
さらに、男性のスキンケアや化粧に関する相談ができるカウンセリングルームも設置。メタバースを活用したアバター接客により、男性にもコスメの気軽な利用を促すとのこと。
そのほかの注目ブースでは、髙島屋が初めて独立ブースで出展。「ジャパニーズSAKE祭」と題して、日本全国から選りすぐった国産お酒30種類を展示・販売します。日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなどが取り扱われ、バイヤーによるバーチャル接客も予定されています。ブース内には、おすすめのお酒を提案する「オリジナルお酒チャート」を設置し、特別なお酒も購入できます。商品の販売は髙島屋オンラインストアで行われます。
ロート製薬、JVCケンウッド、ビームス、パイロットコーポレーション、UUUM、Robot Consultingなど、バーチャルマーケット常連の企業も出展を決定しており、各企業が工夫を凝らしたコンテンツが注目を集めています。
バーチャルマーケット2023 Winter
https://event.vket.com/
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投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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