カナダのTerraZeroは、法人対象でDecentraland上の物件を購入するメタバース住宅ローンのサービスを開始しました。
TerraZeroは、メタバース空間内で不動産の所有・開発をおこなっている企業で、バーチャル不動産の購入や、賃貸建設、テナント代理などフルサービスの仮想不動産体験を提供しています。TerraZeroの本社もDecentraland内にかまえるなど、まさに次世代のメタバース企業となっています。
提供される住宅ローンは、メタバース上で仮想土地などのバーチャル不動産の購入などの際に、バーチャル不動産のNFTを担保としてローンサービスを提供するもの。TerraZeroのメタバース住宅ローンで仮想土地を購入する際は、同社のウェブサイトから仮想土地を探して、他の仮想土地を担保として指定することで仲介手続きを行うことができるとのこと。仮想土地のNFTは、ローンが返済されるまで同社が所有者として保有します。
NFTはTerraZeroが所有しますが、デプロイ出来る権利を付与して、顧客は土地に建物を建てるなどができるため、リースに近いかたちで考えるとわかりやすいかもしれません。
CEOのDan Reitzik氏は「住宅ローンや融資の利用が可能になれば、メタバースの開発と普及が促進されるでしょう。”私たちは、この新しくエキサイティングな経済の最前線に立つことができ、とても嬉しく思っています」と述べています。
仮想通貨を担保にしたローンも登場し、今後こうした暗号資産のローン商材が次々に登場してくることが予想されます。特にバーチャル不動産については、現在The Sandboxをはじめ高騰している状態なので、早期から参入した企業がしばらくは恩恵を受けることになっていきそうです。
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