みなさんが株に興味を持ったきっかけは何ですか?
将来のための資産形成をしたいと思った、友達に株で儲けた人がいたなど、さまざまだと思います。
実は株を始めることにはたくさんのメリットがあるのです。
企業の繋がりが見えるようになる
社会に出て働くうえで、企業名を覚えておくことはとても重要です。
例えばあなたの取引先と商談をする際に、その会社の競合はどこなのか、関連会社にはどのような会社があるのかを知っていないと、話の中でうっかりNGワードを口走ってしまうかもしれません。
それは失礼にあたると同時に、勉強不足・準備不足とも捉えられてしまいます。
この業界はどの業界と近しい関係にあるのか、この業界のシェアはどの様になっているのかはある程度把握していないと仕事のミスに繋がります。
これはまだ自分は学生だから、社会人1年目だから…と思っているあなたも例外ではありません。
株を勉強することで、あなたが就活をする際に行う業界研究に役立ちます。
株を勉強するとどうして業界研究につながるのでしょうか。
例えばコロナ禍で世界中が不況の中、売上が上がったのはどんな業界でしょうか。
医療・医療機器・運送・冷蔵・倉庫などの各種業界などが挙げられます。
またそのような業界が儲かる時、同時に儲かる企業はどこなのでしょうか。
株を勉強することで、企業同士の関係性が分かり、その恩恵を受けて同時に儲かる企業が分かるようになります。
業界研究を行う際は競合を調べるだけでなく、どこの会社とつながっているのか、取引先がどこなのかまで調べることができれば、他の就活生と大きな差を付けることができるでしょう。
また、企業同士の関係性が理解できると経済の動向にも敏感になります。
会社同士の絡み合いが見えるようになると、ここの会社の株価が上がると、次に連動して上がるのはこの会社だというのが分かるようになります。
それができるようになったら、会社で重宝されるのはもちろん、株がもっともっと面白くなるでしょう。
IT業界で著名な経営者の方曰く、
繋がりたい!と思った人がとっても偉い人で直接は手が届かなかった場合、四季報を見るそうです。
四季報でこの会社と繋がっている業種・会社はどこかを調べ、その会社に知り合いがいないかを調べます。
他の社長さんは、2回電話がつながれば繋がれない人はいないと言った方もいます。
2人挟めば、全世界の誰とでも繋がれるという意味です。
芸能人だろうと、オリンピック選手だろうと、どこかの国の王様だろうと。
経済の仕組みもこれと同じです。
四季報を見れば人脈の繋がりがわかり、それと同時に経済の繋がりも分かります。
※四季報とは:四季報とは業界別の上場会社マップがまとめてある本のことです。専門家によるチャートの読み方や業界の歴史解説なども豊富です。
資産形成ができる
冒頭にも書いた通り、株を始めようと思い立つきっかけとして資産形成をしたいと考えた方は多いのではないでしょうか。
現在は資産を銀行に預けておくだけでは、ほとんど増えません。
日本は超低金利社会なため、お金を銀行に預けておくだけではほとんど増えることはありません。
また、年金にも期待できないと言われているため、自分の将来のためのお金は自分で準備しなければならないといえます。
資産形成の方法にはいくつかありますが、株を選択するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
株でお金を手に入れる方法には2つあります。
1つは株を買った会社から配当金を受け取る。
もう1つは株式の売買による差額で利益を出す。
2つの方法はいずれも儲けたお金に対して税金が約20%引かれます。
また、NISAやiDeCoなどの国の投資支援施策を使うともっと税率を下げることができます。
しかし、もしそのお金を資産運用に回さずにそのまま相続・贈与に回したとしたらもっと税金が引かれます。
贈与の場合、税率が20%でおさまるのは400万円以下の贈与までです。
それ以上は累進課税制により税率は徐々に50%まで上がっていきます。
相続税であっても税率20%以下は相続額が5,000万円以下の場合のみとなります。
以上のことを考えると多額の税金を引かれるよりも資産運用をする方が賢い選択だと言えるでしょう。
口座開設による経済情報の拡張性
株を始めるには証券会社で口座を開設する必要があります。
口座開設をすることのメリットとして証券会社からメールが届きます。
そのメールには今後の経済状況、株価予測などの有益な情報が豊富に含まれています。
また証券口座を1つ持っておくと、自分の将来のための個人的な年金の積立などにも利用できます。
さらに証券会社に登録したら専用のアプリなどでニュースが読めるなどのメリットもあります。
株を始めるメリット
以上のように株の勉強を始めることにはお金を得る以外にもメリットがたくさんあります。
ここまでのメリットをまとめると、株を始めることで企業のつながりが見えるようになり、経済の動きにも敏感になります。
それと同時に将来への資産形成ができ、どんどん株のお得な情報も集まってくるようになるでしょう。
社会人になる前・社会人のなったタイミングで会社同士の関係性を勉強するためにも、経済の動向を先読みできるようになるためにも株式投資を検討してみてはいかがでしょうか。
株を始める際の注意点
最後に株を始めることで生まれるデメリットについても簡単に解説しておきます。
証券会社の検索などを行う際にいろいろな単語を使うと思いますが、それらに反応してYoutubeなどの広告が金融系に置き換わります。
その際、詐欺のような広告もたくさんあり、中には高額商材を売りつけてくるパターンも。
こういった怪しい広告に日常で使っている広告枠が追われるようになるので、煩わしいのがまず1つ目のデメリットです。
また、お金の話を始めることでいろいろな人が周りに現れるようになります。
マルチ商法やポンジスキームの勧誘など、法令スレスレなものや完全にアウトなものなどの勧誘も増えますので正しい知識を入れてしっかりと断っていきましょう。
ある程度の金融知識があれば、利回りや販路がおかしいなどの違和感にも気づけるようになります。
投稿者プロフィール
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恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている新卒OLです。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。