楽天証券「投資相談AIアバター」発表。日本語の合成音声で回答

楽天証券が、NVIDIAのアバターサービス開発ツール「NVIDIA ACE」を採用した「投資相談AIアバター」を開発したと発表しました。

楽天証券は、楽天グループ傘下のインターネット専門証券会社。オンライン株式投資をはじめ、iDeCo、NISAといった制度の活用、楽天ポイントを活用した投資など、資産形成の初心者でも利用しやすい敷居の低さと、多くのツールを持つ間口の広さが特徴です。各種サービスと紐付いた楽天ポイントが使える点も強みの1つとなっています。

今回楽天証券が発表したのは、アバターと会話ができる「投資相談AIアバター」です。NVIDIAのアバターサービス開発ツール「NVIDIA ACE」を用いた、デロイト トーマツの小売店・レストラン・販売代理店などカスタマーサービス向けのサービスソリューション「Quartz Frontline AI powered by NVIDIA」と、楽天証券が提供する生成AIチャットサービス「投資AIアシスタント(β版+プラス)」を連携させたものだとのこと。

楽天証券は、これまでにも生成AIを活用した「投資AIアシスタント(β版+プラス)」の試験運用や、生成AIなどの最先端技術を証券ビジネスに活用することを研究・開発していくことを目的とした、楽天証券AI・データ&ヒューマンラボなどを設立しています。今回発表された「投資相談AIアバター」も、楽天証券AI・データ&ヒューマンラボの取組みの一環です。

投資相談AIアバターは、投資に関する疑問など、顧客の音声による質問に、聞き耳を立てるしぐさや音声とアバターの口の動きを合わせる人間らしい反応を示しつつ、日本語の合成音声で適切な回答をするなど、顧客とアバターの会話型相互コミュニケーションが行えるそうです。

楽天証券によると、正式提供後は、顧客自身が持つ資産づくりに関する疑問を、「投資相談AIアバター」を通じて解決することも可能になるとのこと。実際に1月14日(日)に開催された「楽天証券 新春講演会2024」では、実際に来場者に「投資相談AIアバター」との会話体験も提供されました。

なお、楽天証券によると「NVIDIA ACE」を活用した会話型相互コミュニケーションがおこなえるAIアバターサービスを個人向けに開発・提供するのは、日本で初めてとのことです。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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