音楽系NFTマーケットプレイス「OIKOS MUSIC」のティザーサイトがオープンしました。OIKOS MUSICは、音楽サブスクリプションサービスの楽曲の収益分配において権利をNFTとして販売し、アーティストとファンが共同保有できるのが特徴です。
OIKOS MUSICは、音楽プロデューサーの宮田亮平氏、アーティストマネジメントや音楽・スポーツのプロジェクトを手がける小林祐二氏、起業家の市村昭宏氏ら3名が、日本の音楽産業の発展とアーティスト支援を目的に立ち上げたプロジェクトです。特別顧問には、ソニー・ミュージックエンタテインメント元社長の丸山茂雄氏が名を連ねています。
音楽サブスクリプションサービスにおける収益分配に限定した「OIKOS」と呼ばれる楽曲の権利をNFTとして販売し、アーティストとファンが共同で保有できるNFTマーケットプレイスとなっています。
OIKOSの購入者は、アーティスト支援だけでなく、保有するOIKOSの割合に応じて利益分配がされます。また、暗号資産(仮想通貨)の取引に不慣れな初心者でも購入しやすいように、暗号資産取引ではなく、クレジット決済を採用しています。
OIKOSの出品は、OIKOS MUSICがマネジメントするアーティストに限らず、誰でも出品・提供が可能。今後はアーティストの発掘・育成、楽曲制作支援、プロモーション支援など、活躍の場を広げるためのエコシステムを構築していくとのこと。
ティザーサイトでは、OIKOS MUSICがマネジメントを手がけるアーティスト情報や、OIKOSの先行限定公開、OIKOSを購入する際に使えるクーポンが取得できます。正式オープンは8月30日を予定しています。
OIKOS MUSICのティザーサイトオープンにあたり宮田亮平氏は、「サブスク収益の権利を分配してそれをファンにも持ってもらって、『アーティストとファンが一緒になって頑張ろうぜ』みたいな全く新しいビジネススキームが入ってくることによって、また音楽家にも新たな発想が生まれたり、クリエイティブに対しても良い効果が生まれるのではないかと思っています」と述べています。
また、市村昭宏氏は「OIKOS MUSIC の仕組みを使って、コンテンツを世界に届けたり、海外ユーザーに投資してもらったり、その手法の一つになれば嬉しいです」としたうえで、「このプラットフォームを通じて、日本にこういうアーティストがいるんだ、日本の楽曲ってこういうものもあるんだっていうのを分かってもらう一つの方法にするだけでなく、海外にコンテンツをどう届けていくかも、考え続けたいなと思っています」とコメントしています。
音楽業界はフィジカルと呼ばれるCDの販売数低下や、コロナ禍におけるライブイベントの制限などにより、新たな収益源の確保が求められているのが現状です。OIKOS MUSICのように楽曲の権利をNFT化することで、アーティストだけでなく、ファンにとってもメリットのあるビジネスモデルが確立されるかもしれません。
OIKOS MUSIC
https://oikosmusic.jp/
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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