タイの旅行関連企業・Tavitt(タビット)は、実際の航空券と交換可能なNFT航空券をOpenSeaで販売開始しました。
Tavittは同名の旅行提案サービスを運営する企業。ホテルや航空券の情報だけでなく、60ヶ国の基本情報や随時更新される5,000箇所の観光情報に加え、リアルタイム通貨レートや各スポットの天気情報を見ることができる横断検索型の旅行提案サービスを展開しています。
今回Tavittが発表したNFT航空券は、NFT売買プラットフォームのOpenSeaにて購入が可能。購入したNFT航空券は、Tavittのパートナーシップ企業である格安航空券サービスのSkyscannerで取り扱う、実際に利用可能なリアルな航空券と交換することができます。発行されるNFT航空券の初期ロットはすべてナンバリングされた限定版で同じナンバーは二度と販売されないとのこと。
販売されるNFT航空券は、販売時点では実際の航空券よりも安い値段に設定。たとえばニューヨーク→ロンドン便で、通常は8万近くする価格が、NFT航空券では0.15ETHで、記事執筆時(10/12)では6万円を切る価格となっています。決済はETHを使うため、ETHの価格次第では今後どうなっていくかはわかりませんが、現時点では割安に利用することができるということになります。
OpenSeaで販売されるNFT航空券は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ロサンジェルス、シンガポール、香港、バンコク、ドバイ、東京、ハワイなどを結ぶ路線で、すでに人気の路線は売り切れが出ている状況です。
格安航空券をめぐっては、購入したものが実際には複数人に販売され利用できない航空券詐欺などが問題となっています。航空券にNFTを紐付けることで、こうした本来は1つしかないものを複数にまたがって販売することの抑止が期待されます。今回販売されるNFT航空券はあくまでも航空券のプリペイドに近いものですが、今後は実際の航空券にもNFTが活用されることが期待されます。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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