神戸のナノコネクトが、メタバースを活用した働き方「メタワーク」に関連したSaaS型サービス「AI メタルーム」の提供を開始しました。本サービスはリアルとリモートの両方を組み合わせたメタバース空間で業務ができるほか、仕事に必要なマテリアルを一元管理できるものになっています。
ナノコネクトは、「驚きをあなたのもとへ」というミッションのもと、ゲーミフィケーションとAIを活用してアプリやWebサービスを開発する企業です。商談自動化AIコンサルタント「LinKa」などを提供しています。
ナノコネクトは、コロナ禍以前からリモートワークの研究を開始。国内でのコロナ拡大に先行してリモートワークを導入し、リアルワークとリモートワークを融合したメタバース空間で業務を行う「メタワーク構想」を進めています。
ナノコネクトは、メタワークの最大の特徴は、仕事内容に合わせて働く場所、時間、使うモノ、コミュニケートする対象(人やAIなど)を自由に選択できるという点だといい、メタワークの実践により、時間を効率化させるほか、場所に依存しない働き方、イノベーションの推進を実現したいと考えているのだそう。しかし「コミュニケーション」「資産や施設の予約管理」「これらを解決するため複数のツールを併用することにより、煩雑さに加え動作の遅さなどが生産性を制限してしまう」といった3つの課題があり、それを解決させるために開発したのが「AI メタルーム」なんだそうです。
AI メタルームは、「オンライン空間でのコミュニケーション」と「実物資産・データ資産の一元管理」の2つの機能が融合したメタワークサービスです。リアルとバーチャルの強みを活かし、場所・時間にとらわれずに質の高い業務を行うことができるのが特徴です。
リアルワークとリモートワークが共存したオンライン空間によって、チームメンバーの様子を即座に把握でき、コミュニケーションをとることが可能で、伝言メモ機能・個別通話・バーチャル会議などのコミュニケーション手段が用意され、相談内容や相手の状況にあったコミュニケーションを取ることができます。
また会議室などのオフィス設備、備品の利用状況確認、予約のほか、社則などのマニュアル・契約書・帳簿といった文書の一括管理ができます。また検索機能も充実しており、検索結果から在庫の場所をビジュアルで表示するといった機能もあります。
今後は商談自動化AIコンサルタント「LinKa」で培った技術を応用し、AI機能を導入する予定で、社内規程や就業規則といった組織のルールを、総務に代わりAIが回答してくれるといった機能を予定しているとのこと。
AIルームは10人までの同時接続が可能なスモールが月額7,800円、50人まで同時接続可能なスタンダードが月額35,200円、200人まで同時接続可能なプレミアムが月額124,800円(すべて税別)となっており、201人以上のエンタープライズプランも用意しているとのこと。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
最新の投稿
- ライフ2024年2月7日東急文化村「Bunkamuraメタバース」を発表
- ビジネス・リクルート2024年2月7日RED TOKYO TOWER STUDIO、新プロジェクト「NINJA RUN」発表
- マネー2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- マネー2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売