Metagri研究所、社会人インターンの活動証明をNFTで発行

農業Web3コミュニティのMetagri研究所は、Web3関連の学習支援と普及を目指し、社会人インターンのインターンシップ活動を証明する「活動証明NFT」の発行を開始しました。NFTの発行および閲覧システムは、教育サービスを手がけるスタディメーターの「trustalent(トラスタレント)」を活用しています。

Metagri研究所Webサイトより

Metagri研究所は、持続可能な農業を目指し、農業とブロックチェーンを組み合わせた事業モデルを実験するコミュニティです。主な取り組みには、NFTホルダー限定のオンラインイベントの企画・運営、農産物とNFTのセット販売、および独自のソーシャルトークンを使用したトークンエコノミーの構築があります。運営は農情人が行っており、同社は農業者が市場の変動や天候の影響を受けずに安定して農業に従事できるよう、情報技術を活用したサービスを提供しています。

また、スタディメーターは教育サービスを提供する企業で、IT人材やデジタル人材、DX人材の育成、SDGsへの取り組み、キャリア教育などを行っています。同社が提供するプロフィールページ作成サービスtrustalentでは、保有するNFTやトークンを経歴情報として使用し、自己紹介ページを作成してSNSなどで共有することができます。

今回発表されたMetagri研究所の取り組みは、Web3関連の学習支援と普及を目的として、社会人インターンのインターンシップ活動を証明する活動証明NFTを発行するものです。

このNFTはスタディメーターによってPolygon(ポリゴン)ネットワーク上で発行され、同社が提供するtrustalentやOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで閲覧可能です。さらに、活動証明は第三者による検証が可能で、社会人インターンはそれを第三者の証明として使用し、自身のキャリア形成に役立てることができます。

目次

Discordコミュニティから社会人インターンを選抜

Metagri研究所は、コミュニケーションサービスのDiscordを利用して農業をテーマにしたディスカッションとトークを行うコミュニティを構築しています。このコミュニティには、農家、学生、会社員、福祉従事者、医療従事者、公認会計士など、さまざまな分野の専門家が参加しています。

今回の取り組みの一環として、Metagri研究所はDiscordコミュニティの活性化を目的に、Discord内で活発に投稿するメンバーの中から1人を社会人インターンとして選抜し、独自の基準で評価するシステムを導入。この評価を基に、内容、期間、習得・活用したスキルなどを基準に準じた形でインターンシップ活動の証明を行い、NFTとして発行したそうです。

Metagri研究所は今後の展開について、「企業からのインターン受け入れに対し、活動履歴を証明するNFTを発行しキャリア形成の支援やWeb3関連の事業立ち上げに貢献します。インターンを派遣する企業は、この活動証明NFTが人材育成の一つの実績として可視化することが期待されます」とコメントしています。

Metagri研究所
https://metagri-labo.com/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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