メルカリと、プロ野球のパ・リーグのネット配信サービスなどを手掛けるパシフィックリーグマーケティング(PLM)が連携、パ・リーグ6球団がNFT事業に参入することがあきらかとなりました。新サービスでは、パ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできるようになりますが、試合映像をつかったNFT事業にスポーツリーグが参入するのは日本初の試みとのこと。
メリカリとPLMがはじめる「パ・リーグ Exciting Moments β」は、パ・リーグ6球団の記憶に残る名場面やメモリアルシーンを捉えた動画コンテンツを自分だけのコレクションとして保有できるパ・リーグ6球団公式のサービス。
初期ラインナップ「Series 1 – ’21 Season Best Players」は、2021シーズンで特に活躍した選手を中心に計18プレーを収録予定で、専用ウェブサイトが購入ができる。通常の試合の公式映像では、ダウンロードが禁止されていますが、今回のNFTサービスでは購入したコンテンツをダウンロードができるのが特徴。またサービス内機能を活用してSNS等でシェアすることもできるとのこと。
新型コロナウイルスの影響が大きかったプロ野球ですが、パ・リーグ6球団およびPLMはこれまで、球場での6球団共同イベントの開催や、リーグ公式動画配信サービス、YouTubeチャンネルの運営など積極的にデジタルサービスを活用していました。今年メルコインを設立しNFT領域へと進出したメルカリとの連携で、今回のあらたなNFTへの挑戦となったようです。
今後は、メルカリがフリマアプリ「メルカリ」で培ったマーケットプレイスの知見を活かし、来年を目処にブロックチェーンを活用したサービスの提供やコレクションの再販機能の提供など、ユーザー同士のコミュニティ活性化を目的としたマーケットプレイスの構築も検討していく予定とのこと。今後はこうしたコンテンツホルダーとNFT関連会社との連携がさらに加速していくことが予想されます。
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