イタリアの高級自動車メーカーであるランボルギーニが、同社初となるNFTコレクション「Lamborghini NFT Space Time Memory」を発表しました。
同NFTコレクションは、ランボルギーニを描いたデジタルアートと物理アートの「Space Key」がペアになる形で構成されるとのこと。合計5つのペアが用意されており、販売は2月1日から4日間、ランボルギーニ公式サイトで開催されるオークションを通して行われました。
Lamborghini NFT Space Time Memoryに含まれるアートは、スイスの芸術家ファビン・オフナー氏(Fabian Oefner)が手がけ、Space Keyには、ランボルギーニが共同研究プロジェクトの一環として2019年に国際宇宙ステーション(ISS)に送ったカーボンファイバーの一部が含まれています。
カーボンファイバーには、それぞれ固有のORコードが刻印されており、スキャンすることで、宇宙空間に描かれた「ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエ」のデジタルアートが表示される仕組み。
ファビン・オフナー氏はこのデジタルアートを制作するため、自動車の1,500点以上におよぶ部品を写真に収め、それらすべてを1つの画像のなかに構成。地球の写真部分は実際に観測気球を飛ばして撮影し、完成には2か月以上を要したそうです。
ランボルギーニのCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏(Stephan Winkelmann)は「イノベーションはランボルギーニのDNAに深く根差しています。自動車業界におけるカーボンファイバー複合素材の先進企業として、当社は2年半前に宇宙空間での共同研究プロジェクトを実施し、新境地を開拓しました。今回のメタバースへの進出は、ランボルギーニが絶えず新しい世界へと乗り出していく企業であることを改めて証明しています。NFT業界からも当社の参入を求める声があり、当社としてもこのように非常に熱意ある革新的なコミュニティと関われることを嬉しく思っています」と述べています。
Lamborghini NFTページ
https://nft.lamborghini.com
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