大阪のクリエイティブスタジオ「Utsubo」は、メタバースサービスKonpi(コンピ)にて「バーチャルオフィス」のサービスを開始しました。
Utsuboは、2021年創業のWebデザインと3D体験に特化したクリエイティブスタジオです。代表のジョスラン・ルカムを中心に集まったエンジニアやアートディレクターなどプロフェッショナルかつ多文化なメンバーが在籍し、WEBサイトのアワード「FWA」や「Awwwards」での受賞経験といった実績もある注目の会社のひとつです。
Konpiは、Utsuboが提供する3Dバーチャル体験をユーザーに提供する法人向けプラットフォームです。Webベースなので専用アプリなどのインストールやダウンロードは不要で、VR機器を含む様々なデバイスから1クリックでメタバース空間に接続することができるのが特徴です。
Konpiであこれまで「バーチャルイベント」や「バーチャルプロモーション」の2つのサービスを展開していましたが、今回あらたに「バーチャルオフィス」のサービスをスタートさせました。
Usuboは「リモートワークやハイブリッドワークが一般的になった現代において、さまざまなチャンスやアイデアが生み出されている一方で、まだまだ多くの課題やチャレンジがあります」とし、「チーム内でのコミュニケーションの難しさやチーム内の動きが把握しづらいなどの課題を解決すべく、当社は人とのつながりに焦点を当てた」とのこと。こういった考えから「リモートワークだからこそ孤独感を無くし、つながりを大切にしたい」とバーチャルオフィスのサービス開始となったようです。
Konpiではアバターに近づくだけで繋がるビデオ通話機能があり、ちょっとした相談事や頼み事がある場合は、同僚のアバターに近づくだけで簡単にコミュニケーションが取れるのが特徴。
リアルオフィスに近い感覚でコミュニケーションできるそうです。会話を受けたくないときは集中モードにすることができ、その際には他のメンバーからメッセージを残してもらうこともできます。管理者画面ではアクセス権やログインの管理を行うことができ、取引先がアクセスした場合も対応が可能だとのこと。
また、フェイストラッキング機能を搭載しており、ユーザーの実際の顔の動きを読み取り、アバターに連動させることが可能になっています。今回実装された機能は目や口、頭の動きをアバターにリアルタイムで反映できるもので、な表現力や表情の変化を、アバター同士の会話でも感じることができるようです。
バーチャルオフィス機能の料金は最大20人までの小規模向けのライトが1ユーザーあたり月額1250円、最大50人までのスタンダードが1ユーザーあたり月額1700円。ユーザー数無制限のエンタープライズ版も用意しているとのこと。ゲスト招待機能も設けているとのことで、金額感含めて導入しやすさを感じる金額設定かもしれません。
サポート言語は日本語以外に英語とフランス語に対応しており、グローバルアクセスも可能だとのこと。料金設定も導入しやすく、会社の範囲を超えたつながりを生み出すことができそうです。アフターコロナに突入したと言われる中ですが、すでにひろがったリモートワークの流れの中で、コミュニケーションの課題を打破するサービスであり、今後ますます注目が高まると思います。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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