ガンダムのメタバース「ガンプラコロニー」テストオープンへ

バンダイナムコグループの横断プロジェクトである「ガンダムプロジェクト」は、ガンプラの魅力をふんだんに盛り込んだメタバース「ガンプラコロニー」を2023年10月にテストオープンすると発表しました。

©創通・サンライズ ©創通・サンライズ・MBS

ガンダムは言わずと知れたサブカルチャーの代名詞的存在の1つ。1979年に初代「機動戦士ガンダム」のTVアニメ放送が開始されて以来、多数の作品を世に送り出してきました。また、作品内に登場するモビルスーツなどをプラモデル化した、いわゆる“ガンプラ”も多彩なラインナップを誇り、ガンダムの世界観の一部を構成しています。

そのガンダムシリーズとガンプラが、誕生から45周年を迎える節目に向けて動き始めたのが「GUNDAM NEXT FUTURE -ROAD TO 2025(ニーマルニーゴー)-」(以下、ガンダム2025)です。これまでも、20周年の「GUNDAM BIGBANG PROJECT」をはじめ、各シリーズの周年企画が実施されてきましたが、今回も過去をしのぐほどの様々なコンテンツが用意されています

この企画について、2023年3月27日に実施された「ガンダムカンファレンス SPRING 2023」では、チーフガンダムオフィサーである藤原孝史氏が登壇し、最新情報をリリースしました。その中で詳細が発表されたのがガンプラコロニー。ガンダム2025が掲げる“映像展開、メタバースプロジェクト、リアルイベント”という三本柱の中で、メタバースの部分に位置付けられたコンテンツです。

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ガンプラコロニーは、その名の通りガンプラを軸にした様々なサービスが楽しめるメタバース空間。実際にガンプラを購入できるECショップや、ファンが制作したガンプラをスキャンして立体造形として楽しめるガンプラスキャン、世界中のファン同士が言語の壁を超えて交流できる自動翻訳などのコンテンツが予定されており、準備も着々と進んでいます。

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また、ガンプラファンが作品の画像をコメント付きで投稿できる“ビルダーズノート”や、オリジナルAIキャラクター“メロウ”の開発も進行中。ガンダムプロジェクトでは、このガンダムコロニーを皮切りにメタバースを広げていき、巨大な“ガンダムメタバース”を構築する予定。この空間で「世界中のガンダムファンが集い、語り合い、さまざまなカテゴリーのコンテンツに出会い、ふれあう場」を創出するとしています。

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このガンダムメタバースは、現時点でPCでの利用を中心とした設計がされていますが、スマホからでも簡易的な利用が可能になるよう、「ガンダムナビアプリ」との機能連携を現在計画中とのことです。

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ちなみに、2023年10月には、ガンダム総合イベントの「GUNDAM NEXT FUTURE 2023 EAST/WEST/DIGITAL」も開催予定。リアルとメタバース両方の会場で実施され、ガンダムメタバース初となるXRライブの開催も予定されています。

ファーストから新作までを通し、多くの人に愛され続けるガンダム。このメタバースで国や世代の枠を超えた交流が生まれ、ここからまた新たなムーブメントが続々と誕生してくるのかもしれません。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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