あらたな会員権ビジネスに?NYでNFTレストランが爆誕へ

新興ホスピタリー企業のVCRグループが、アメリカ・ニューヨークでNFTを活用したレストランを開業する計画であることがわかりました。

今回のレストランでNFT化されるのでは、お店に入るための会員権。店名は「Flyfish Club(フライフィッシュ・クラブ)」で、詳細の場所は明かされていませんが、ニューヨーク市内の最も美しいビルで、高い天井の空間で特別な景色が楽しめるのが売りだとのこと。開業は2023年の予定で、料理のコンセプトは「国際的シーフードキュイジーヌ」。

Flyfish ClubのNFT会員権は、2.5ETHの「Flyfish(FF)」と4.25ETHの「Flyfish Omakase」の2グレード用意されていて、すでに2650枚と385枚が発行されています。標準ランクのFFで現時点の価格が100万前後というので驚きです。

FF会員は、メインダイニングルームや屋外施設、カクテルラウンジの使用や、スペシャルイベントに参加でき、Flyfish Omakase会員は、「オマカセルーム」で、日本から毎日空輸される新鮮な魚介をつかった握りを楽しめます。

日本から空輸するよりは現地で調達したほうが良いのではないと思いそうですが、それほど日本の仲卸は優秀だということでしょう。レストラン内での会計は、仮想通貨は不可能で、米ドルのみ。会員が友人にいれば、同伴して入店も可能です。

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すでに二次流通も。日本でも流行になるか

この会員権の特徴は、二次流通で転売も可能なことです。転売されると転売額の10%がVCRグループに還元されます。近年、日本ではクラウドファンディングなどでレストランの会員権が販売され、早期に手にした人と一部のセレブのみが入店できる店が人気ですが、NFT化させることで、正規に特別な手段を使わずに会員が会員権を転売できるのはとても興味深いです。すでにFlyfish Clubの会員権は二次流通もはじまっているのだとか。

かつてゴルフ会員権なんてものが日本でも流行りましたが、今回の会員権のNFT化はあらたな投資先として注目のビジネスになるかもしれません。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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