暗号資産取引大手のGMOコインは、貸暗号資産ベーシックサービスにおけるポルカドットの取扱いについて、貸借料率を引き上げると発表しました
GMOコインは、GMOインターネットグループから派生した暗号資産取引業を営む会社。2016年に誕生し、GMOインターネットグループで培ったIT関連の知見と、GMOフィナンシャルホールディングスが持つ金融ノウハウを活かし、取引所の運営とその関連サービスを提供しています。
同社が提供しているサービスの1つが「貸暗号資産ベーシック」。これは“レンディング”とも呼ばれるもので、暗号資産保有者が取引所などと消費貸借契約を結び、自身の暗号資産を一定期間貸し付けて、それを取引所などが運用。貸し付けた保有者には一定の料率で貸借料が還元されるという資産運用の一形態です。
今回同社が実施するのは、この貸暗号資産ベーシックにおけるポルカドット(DOT)の取扱いについて、2023年8月15日貸出開始(同年7月18日募集開始)分から、貸借料率を年率10%に引き上げるというもの。従来の設定である年率8%と比較すると、大きくアップしたといえます。
対象となる「ポルカドット」は、イーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッド氏を中心とした財団によってつくられたブロックチェーンプロジェクト、およびそれに関連するエコシステムを指します。
「ポルカドット」のブロックが最初に生成されたのは2020年で、数あるブロックチェーンの中では新しい部類に入りますが、このプロジェクトで進められている内容がブロックチェーン業界にとって大きなインパクトを持つため、投資対象としても注目され、トークンの価値も着実に上昇し、多くのアルトコインの中でも上位に位置しています。この「ポルカドット」のトークン(DOT)のGMOコインでの貸借料率引き上げが、今回発表されました。
仮にユーザーがポルカドット(DOT)を年率10%コース(3カ月)で1,000DOT貸し出したとして試算すると、1,000(DOT)×90(日)×10%/365(日)≒25(DOT)という結果。レートが1DOT=800円の場合は償還日に約20,000円相当のDOTを受け取れる計算になります。
銀行などの金融サービスと比較して利率が高い、高度な知識が不要で簡単に始められる、といったメリットがある、貸暗号資産ベーシック。もちろん相場の変動などによる損失リスクもありますが、暗号資産を保有し、売却予定がなく、かつ長期的に保有しようと考えている人にとっては有力な選択肢の1つだと言えます。
今回の貸借料率引き上げについてGMOコインは、「これからも、GMOフィナンシャルホールディングスの『金融サービスをもっとリーズナブルに もっと楽しく自由に』という企業理念のもと、お客さまに満足いただけるサービスの提供に向けて、開発・改善を続けてまいります」とコメント。今後もサービスを拡充していく意志を表明しています。

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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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