JAL、都道府県シールがモチーフのNFTコレクション発売

航空会社大手の日本航空(以下、JAL)が、国内線機内で配布した都道府県シールがモチーフの「TODOFUKEN NFTコレクション」の販売を開始しました。

JALは、1951年に設立された日本の航空会社です。国内線は133路線、全国65の空港に乗り入れ可能で、国内航空会社ではもっとも多くの空港に就航していることが特徴です。

JAL TODOFUKEN NFTコレクションは、国内線機内で配布し好評を博した都道府県シール「JAL TODOFUKEN SEAL」をモチーフに、デジタル上でのVIRTUAL FLIGHTをNFT化したもの。JAL TODOFUKEN SEALと搭乗券がデザインされています。販売はLINEのNFTマーケットプレイス「LINE NFT」にて行われます。

LINE NFTは、簡単な操作・決済方法でNFTの購入および取引が可能なLINEのNFTマーケットプレイスです。2022年4月のサービス開始以来、キャラクターやアニメ、スポーツ、アーティストなど幅広いジャンルのNFTを販売しています。

JAL TODOFUKEN NFTコレクションは、JAL TODOFUKEN SEALのコンセプト「機内でのお客さまとのつながりを大切にしたい」をもとに、デジタル上でもユーザーや地域と新たなつながりをつくりたいという想いから誕生したとのこと。

JAL TODOFUKEN SEALと搭乗券をデザインしたNFTにより、ユーザーがそれぞれの地域への想いを乗せた仮想フライトを楽しんでもらうことを目的としています。

第1弾は、7月29日に発売。北海道、東京、大阪、福岡、沖縄の全5都市がデザインされたもので、価格は税込2,525円、販売数は各350個限定となっています。また、コンプリート特典も用意しており、8月31日時点で5種類すべてを保有している人に、スペシャルNFTをプレゼントするほか、コンプリートした人のなかから抽選で100名に搭乗券を模したコンプリート特典が郵送されます。

JALは今回の取り組みについて、「今後もJAL TODOFUKEN NFTコレクションのような新しいテクノロジーを活用した取り組みを通じ、お客さまとJAL、お客さまと地域のつながりをより深めていくことを目指します」とコメントしています。

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NFTで関係人口創出の取り組みも

JALのそのほかのNFTでの取り組みでは今年2月、広告代理店大手の博報堂と共同で、三重県鳥羽市および鹿児島県奄美市にて体験型NFT「KOKYO NFT」の実証実験を開始しました。

KOKYO NFTは、インバウンドを中心とする訪問者が、旅の前後において地域との関係性を長期継続できる仕組みを構築しながら、関係人口を増やし新たな地域づくりを目指す取り組みです。

三重県鳥羽市では結婚30周年を祝う「真珠婚式」と、世界で初めて真珠の養殖に成功した「真珠のまち」鳥羽を掛け合わせた内容で、「今後も自分たちの大切な日を鳥羽で過ごしたい」と思ってもらいたいとの願いが込められているとのこと。

鹿児島県奄美市では、特産品である黒糖焼酎樽のオーナーになる権利をNFTとし、3年後に自分がオーナーである焼酎をオリジナルボトルで受け取るまで毎年、オーナー樽の熟成具合の試飲を兼ねて、季節ごとに奄美での特別な現地体験を提供するものとなっています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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