暗号資産(仮想通貨)取引所の国内大手のひとつコインチェックが、ブロックチェーンゲームのThe Sandboxは、コインチェックが保有するThe Sandbox上の土地「LAND」に、2035年の近未来都市「Oasis TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しました。
The Sandboxは、ユーザーがメタバースと呼ばれる仮想空間の中で、ボクセルアートのアバターや建物などのアイテムやゲームを作成して遊ぶ、ユーザー主導のゲームメイキングプラットフォーム。これまでに全世界でシリーズ累計4,000万ダウンロード突破している人気ゲームです。2021年11月末にブロックチェーンPC版の正式ローンチに先駆け開催されたThe Sandbox Alphaでは、「LAND」の所有者中から一定の条件を満たす方を対象に、The Sandboxのメタバース上のさまざまなコンテンツが初公開されました。
今回建設される「Oasis TOKYO」は、”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点となるとのこと。日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなど様々なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用することを目指しているのだそう。
コインチェックとThe Sandboxは2020年9月にパートナーシップを締結し、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でのLANDの販売などをおこなってきました。LANDに関しては価格が高騰してきていることでも話題となっています。
今回のプロジェクトは、メタバース上での活動を体験する機会を提供することや、The Sandbox上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年春に一般公開を予定しているとのことです。
The SandboxのCOO・Sebastien Borget氏は「グローバル規模でメタバースに注目が集まる中で、このようなメタバースを実際に体験できる機会を提供できることに非常にワクワクしています。「Oasis Tokyo」で多くの方々にメタバース上での体験を仲間とともに共有し合う喜びを知ってもらうことで、『The Sandbox』ファンになって欲しいと思っています。強力なパートナーであるコインチェックとの取り組みにご期待ください」とコメント。
またコインチェックの執行役員である天羽健介氏は「『The Sandbox』とは1stステップとしてLANDの販売をする事で認知拡大などの連携を強めてきましたが、2ndステップとしてLAND上でコミュニティの創出、育成を行います。そのために今回パートナーシップをさらに強化していくことを改めて合意しました」「今回の取組みを通じて、メタバース上でアーティストや企業とファンが繋がるコミュニティをつくる支援をしていきたいと考えており私自身、企画しながらすごくワクワクしており、ぜひコインチェックとThe Sandboxのタッグによるこの共同の取り組みを楽しみにしていただければと思います」と述べています。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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