プロフェッショナルエージェンシー事業を手掛けるクリーク・アンド・リバー社(以下、C&R)は、クリエイターたちが集うメタバース空間「C&R Creative Studios Metaverse」のβ1版を一般公開しました。
C&Rは、ゲームや映像、Web、広告などをはじめ、医療や建築、食など18の分野にわたって、各界のプロフェッショナルを繋ぎ、ライツマネジメント、プロデュース、エージェンシーという3領域の事業を展開する企業。VRの建築展示場「XR EXPO」の運営や、タレントの番組制作、電子コミックの出版、各種セミナーの実施など、その活動範囲は多岐にわたります。
同社が今回公開したC&R Creative Studios Metaverseは、ゲームや映像、Webなどのクリエイターが集い、知見の共有や情報交換、PR活動などを行うメタバース空間。今回はβ1版としての公開で、今後様々な機能が備わっていく予定となっています。ユニークなのはそのコンセプトです。
C&R Creative Studios Metaverseの世界観は、“豪華客船”という見立ての独立空間。クリエイターたちはこの船に乗り込み、船内で表現、PRなど様々な活動を行いつつ、交流やアイデアの融合を行うというものになっています。こうした相互作用の中で新しいサービスやコンテンツを生み出すことが狙いです。
今回のβ1版では、「リゾート地」と「セミナー会場」の2つの空間を公開。リゾート地はクリエイターたちが作った動画やイベント情報などを掲示してPRできる場所で、誰でも入場OK。セミナー会場はクリエイター向けの各種セミナーを開催するスペースとなっており、すでに3月15日にはZoomと連携したC&R主催のセミナーが実施されています。
もちろんこれらはイントロダクションに過ぎず、2023年の夏にはさらに8つの空間が追加される予定。その内容は、「交流エリア」や「一般展示エリア」をはじめ、共同作業をするための「サークルオフィス」、個人スペースとして活用できる「マイルーム」、ビジネスの合間にリラックスできる「オープンデッキ」などバラエティに富んでいます。
サービスを提供するC&Rは、ライツマネジメントを手掛けていることもあり、こうしたクリエイターのサポート事業はまさに得意分野。今回のβ1版公開に際しても「プロフェッショナルの生涯価値の向上と、クライアントの価値創造への貢献の実現を図るとともに、プロフェッショナルの叡智をかけ合わせ、人々の幸せに貢献していく」という主旨のコメントを発表しています。
いままで約35万人ものプロフェッショナルをネットワークしてきた同社。この豪華客船が、クリエイターたちが互いに刺激し合うプラットフォームとなり、今後どのようなアイデアが誕生してくるのか。今夏の機能追加に向けて期待が高まります。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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