クレジットカード大手のVisaが、クリエイティブ業界の起業家を対象に、NFTを活用した事業拡大を支援する「Visa Creator Program」を開始したことがわかりました。
Visaの公式ブログによると、Visa Creator Programは1年間のイマージョン・プログラムで、アート、音楽、ファッション、映画の世界の人々と協力して「仮想通貨による商取引と従来の決済の関係性を深める」もの。
具体的には、技術やプロダクトに関する指導、コミュニティの構築、Web3及び仮想通貨などで活躍する人の話を聞く機会、Visaのクライアントやパートナーとの交流、クリエイターの成長を支援する助成金などをサポートするそうです。
最初の参加者の1人は、元メジャーリーグ選手で現在はアーティストとして活動しているマイカ・ジョンソン氏(Micah Johnson)。同氏は昨年NFTキャラクターのAkuを発表し、注目を集めているクリエイターです。
Visa Creator Programの開始にあたり、ビザの暗号資産部門の責任者クイ・シェフィールド氏(Cuy Sheffield)は「NFTはクリエイターエコノミーの強力な推進力になる可能性がある」としてうえで、「我々はNFTのエコシステムと、それが商取引、小売り、ソーシャルメディアの未来に与える潜在的な影響について研究してきた。Visa Creator Programを通じて、新しいタイプの中小企業が、デジタルコマースの新しい媒体を活用できるよう支援したい」と述べています。
Visaは昨年、NFTアート・CryptoPunkシリーズの#7610を約15万ドル(約1,830万円)で購入。クイ・シェフィールド氏が「VisaがNFTを購入したのは、顧客がNFTをより深く理解できるようにすることが目的」と述べると、企業としてどのような取り組みを行うか動向が注目されていました。
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