オークションハウス「フィリップス(Phillips)」で開催される20世紀・現代美術のイブニングセールに、ZOZO創業者でアートコレクターとしても知られる前澤友作氏が所有するジャン=ミシェル・バスキア氏(Jean-Michel Basquiat)の作品『Untitled』(1982年)、通称「赤バスキア」が出品されることがわかりました。
20世紀・現代美術のイブニングセールは、5月18日にニューヨークで開催予定。予想落札価格は7,000万ドル(約80億円)以上とされ、暗号資産のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)による支払いにも対応します。
今回出品される『Untitled』は、バスキア氏のキャリアのなかでも最大級となる幅約5mの大作。幼少期にニューヨーク近代美術館で見たパブロ・ピカソ氏(Pablo Picasso)の名作『ゲルニカ(Guernica)』(1937年)にインスパイアされ、「激しい怒り」を赤い絵の具で表現した同作は、最も印象的なバスキア作品のひとつとされています。
『Untitled』の出品について、前澤氏は以下のようにコメントを寄せています。
「この『Untitled』と過ごした約6年間は、幸せで刺激的な忘れられない時間となりました。アートコレクションとは、自身の成長・変化と共に、常に進化を続け、なるべく多くの人々に共有されるべきものだと信じています。この素晴らしい作品が次の持ち主へと受け継がれ、世界中の人々に楽しんでもらえることを心より願っています。そしてまた、進化を続ける私のアートコレクションを、近い将来完成予定の私の美術館で皆さまにお披露目できることを楽しみにしております」
前澤氏は、2016年5月にオークションハウス「クリスティーズ(Christie’s)」で開催された戦後・現代美術イブニングセールにて『Untitled』を約5,700万ドル(当時のレートで約62億円)で購入。当時のバスキア作品のオークションレコードを塗り替え、注目を浴びました。
バスキア作品の現オークションレコードは、前澤氏が2017年の「サザビーズ(Sotheby’s)」オークションで落札した『Untitled』(1982年)、通称「青バスキア」の約1億1,050万ドル(当時のレートで約123億円)となっています。

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