Youtube、メタバース参入を検討。まずはゲーム分野から

動画サイト大手のYouTubeが、メタバースへの参入について検討していることがわかりました。

YouTubeは公式ブログ内で2022年の動きに関する話として「YouTube の将来を語るうえでメタバースに触れないわけにはいきません。より没入感の高い視聴体験をどうすれば提供できるかを考えています」とメタバースについて言及。「まず、ゲームにこれを適用しようと考えています。ゲームにもっとインタラクションを持たせ、よりリアルな体感を導入することを目指します」と、ゲーム分野においてメタバース参入するとしています。

YouTubeは「まだ始まったばかりですが、YouTube としてどのような方法で仮想世界を視聴者のリアルな体験へと変換できるか、とても楽しみにしています」とコメントしています。

また同ブログ記事内では「Web3もまたクリエイターに新たな機会をもたらします。ブロックチェーンやNFTのような新しいテクノロジーによって、クリエイターはファンとより深い関係を築くことができるようになるでしょう」「YouTubeの継続的なイノベーションに向けたインスピレーションとして、Web3.0の可能性を模索しています」「NFTのような先進技術を利用してクリエイターの収益化を支援するようにするなど、私たちはYouTubeのエコシステムを発展させることを常に重視しています」と、NFTについても触れていて、今後はNFT分野にも積極的に関わっていくことが予想されます。

世界的にNFTやメタバースの流れは急速化しています。現状ではYouTubeは動画系サイトとしては大きく他社を引き離していますが、すでにWeb3.0の分野では多くの新興企業が頭角をあらわしています。現時点では動画の配信においてシェアを大きくもっていても、今後こうした流れに乗れないことは結果として泥舟になってしまうことは容易に想像がつきます。Facebookを運営するMetaもそうですが、Googleが今後どういった動きをみせていくのか、大きく注目です。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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