TOPPAN、リモート初詣イベント開催

TOPPANは、浄土宗大本山増上寺と連携し、介護施設の利用者向けに、増上寺の僧侶の案内でリモート初詣ができるオンラインイベント「新春オンライン初詣 増上寺と雅楽で迎える新年のしらべ」を1月5日に開催すると発表しました。

TOPPAN(旧社名、凸版印刷)は、TOPPANホールディングスのグループ会社で、印刷技術を基盤に、情報コミュニケーション、生活・産業、エレクトロニクスの3つの分野で幅広い事業を展開しています。

同社は2022年から、外出が困難な介護施設の利用者向けにオンライン寺社参拝イベントを実施しており、これまでに4回のイベントで約4500名が参加。これらのオンラインイベントは、施設にいる利用者が季節を感じることができ、職員にとってもレクリエーションイベントを手軽に行えるため、高い評価を受けているそうです。

今回発表された「新春オンライン初詣 増上寺と雅楽で迎える新年のしらべ」は、TOPPANと増上寺が連携して、介護施設の利用者向けに開催するリモート初詣イベントです。

増上寺は東京都港区に位置する浄土宗の大本山で、徳川将軍家の菩提寺としても広く知られています。この寺院では年間を通じてさまざまな文化イベントや祭りが開催され、特に新年や桜の季節には多くの参拝者で賑わいます。

TOPPANによると、コロナ禍により介護施設では利用者の外出制限が増加し、施設外とのつながりや四季の移り変わりを体感する機会が減少しています。ウェルビーイングが注目される中、施設内で利用者が安全に楽しめるレクリエーションコンテンツの開発が重要な課題になっているとのこと。

リモート初詣イベントの仕組み

「新春オンライン初詣 増上寺と雅楽で迎える新年のしらべ」では、介護施設に設置されたモニターやその他のディスプレイを通じて、Zoomのオンラインイベントサービス「Zoomウェビナー」を利用します。

このイベントでは、増上寺の僧侶が案内する境内の拝観や、増上寺雅楽会による特別演奏を楽しむことができます。さらに、辰年にちなんで、増上寺周辺の龍のスポットを巡るツアーや、正月祈願の様子もオンラインで配信されます。

イベントの司会進行は、レクリエーション介護士の資格を持つ案内人が担当し、投票機能を用いたクイズや、チャットでのコメント募集を通じて、視聴者の参加を促します。これにより、僧侶との双方向コミュニケーションや施設内の交流を促進しながら、オンライン初詣の体験を提供します。

各種記念品

また、参拝の記念品として、増上寺で御祈願された散華、イベントオリジナルの紙絵馬、そして増上寺からの年賀状を、参加施設に事前に送付。年賀状には雅楽演奏を聴くためのQRコードが記載されています。

TOPPANは今後の展開について、「オンライン初詣だけでなく、季節の行事に合わせて全国の寺社から継続的な介護施設向けオンライン参拝体験の提供を行い、シリーズ化をしていきます。また、オンライン配信を活用し、行動に制限がある方に対して文化体験ができるサービスの事業の拡大を目指します」とコメントしています。

あわせて読みたい
検見川神社、日本初「お守りNFT」発売。1年後に自動お焚き上げも 千葉県千葉市にある検見川神社(けみがわじんじゃ)が「お守りNFT」を古事記projectと共同で発売しました。神社によるお守りのNFT化は今回が日本初の試みとのこと。 「...

投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次