20世紀を代表するイギリスのロックバンド、ザ・ビートルズ(The Beatles)のインタビュー音声がをNFT化したアイテムのオークション販売がスタートしました。
ザ・ビートルズは、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人からなるロックバンドで、1960年代から1970年にかけて活躍し、音楽シーンに多大なる影響を与えたロックバンドです。
今回NFT化されたのは、1964年から2008年にかけて、主要なロック音楽のアイコンを取り上げた歴史的なインタビューとラジオ番組を制作してきた「VOICE OF CLASSIC ROCK(以下、VOCR)」のアーカイブから収録したザ・ビートルズのメンバー個々のインタビュー音声。
ジョン・レノンは1967年に発表された彼らのアルバム「A DAY IN THE LIFE」について、ジョージ・ハリスンは1967年に発表した「ABBEY ROAD」について、ポール・マッカートニーは2005年に発表した自身のソロアルバム「CHAOS AND CREATION IN THE BACKYAR」について、リンゴ・スターは「HIS LOST MEDALLION」と題された、それぞれのインタビューが個々のNFTアイテムとしてオークションに出品されています。
VOCRによると、ロック・ミュージック・アイコンのインタビューのNFT化され一般公開されるのは世界初だとのこと。オークションサイトでは、それぞれの音声も公開されていて聴くことができます。
NFTが登場するまでのこれらのオークションは、こうした複製が容易なものや本物であることが証明しにくいなどの問題で、あまり積極的にオークションがなされず、さらにオークションされたとしても音声が一般公開されないなど、歴史的に貴重ななアイテムが世に出にくい問題がありました。
今回のオークションのように、オープンで公開され、広く公開、購入が可能な仕組みは歴史的なアーティストの資産にとってとても重要な動きです。NFTによって、今後さらにこうした取り組みが増えて行くことに期待です。
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