NFTのデジタルアイテムと同アイテムのフィジカル作品(リアルアイテム)が購入できるマーケットプレイス「TATSUMAKI」のベータ版を、印刷技術とITソリューションを軸に事業展開している広済堂ネクストがローンチしました。
広済堂ネクストは、印刷技術とITソリューションを中心に事業展開している企業。2021年10月、広済堂ホールディングスの子会社として設立され、デジタル印刷を生かしたマーケティングや、WebセミナーやECなどにおける会員情報の一元管理を行う「fanUP!」、自治体コールセンター向けFAQシステム「InTact」といったITサービスを運営しています。
今回ベータ版がローンチされたNFTマーケットプレイスTATSUMAKIは、NFTをデジタルデータとして販売するだけでなく、広済堂ネクストのデジタル印刷技術を用いて、精度の高い複製画として販売できることが特徴です。複製画以外にも、3Dプリント技術を用いた立体物やアパレル製品へのプリントなど、NFTと共に保有できるフィジカルアイテムを販売することが可能です。
また、TATSUMAKIでは初心者には敷居が高いと感じられるNFTの売買システムをわかりやすく提供することをコンセプトにしており、クリエイターがクレジットカードでの決済を選択し、出品することにより、暗号資産(仮想通貨)の取引に不慣れな初心者でも購入しやすくなっています。
さらに、クリエイター向けのサービスとして、制作をサポートする組織「TATSUMAKI LAB(タツマキラボ)」を設立。これにより、NFT制作の経験がないクリエイターでも、AIやCGなどデジタル技術を用いたNFTを制作することが可能になっています。
今後はクリエイターとNFT購入者とのコミュニティ形成をサポートするため、DAO化のサービス支援も予定しているとのこと。
DAOとは、分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称で、中央で意思決定をする人や機関が存在せず、組織内のメンバー、一人ひとりによって自律的に運営される組織のことを指します。
ベータ版ローンチ時のコンテンツとして、ストリートや建造物、自然などを独創的な色彩で切り取るフォトグラファーRK氏、茶道や華道といった日本の伝統や民族文化を取り入れたフォトグラファー宮原夢画氏のNFTが販売されています。今後は日本のトップクリエイターやラジオ局のJ-WAVEと連携し、音楽、伝統工芸、ワインなど幅広いジャンルのNFTを提供していくそうです。
正式版のローンチは10月を予定しており、TATSUMAKI以外で購入したNFTのフィジカルアイテム化する機能の実装や、NFTゲームやメタバースなど、Web3領域のビジネス展開を行うことが発表されています。
NFTマーケットプレイスTATSUMAKI
https://tatsumaki.io
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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