Jリーグプロサッカークラブの浦和レッドダイヤモンズが、クラブ設立30周年を記念したメタバース「REDS 030th VIRTUAL FAN WORLD by TOPPAN(以下、ファンワールド)」を凸版印刷のプロデュースで開設しました。
浦和レッドダイヤモンズは、三菱自動車工業サッカー部を前身とするサッカークラブで、1991年Jリーグに加盟した10クラブの1つ。Jリーグクラブで初めてアジアサッカー連盟(AFC)が主催するAFCチャンピオンズリーグで複数回優勝を成し遂げたクラブとして知られています。
今回、ファンワールドをプロデュースした凸版印刷は、1900年に設立された総合印刷会社。近年は印刷だけでなく、メタバース事業を通じたイベントの企画・運営に携わり、2022シーズンから浦和レッドダイヤモンズとトップパートナー契約を結んでいます。
浦和レッドダイヤモンズの発表によると、ファンワールドはクラブ設立30周年を記念して開設した、浦和レッドダイヤモンズの歴史を振り返ることができるメタバース空間です。
歴代ユニフォーム、トロフィーの3DCG、30年間を振り返ることができる写真展、軌跡映像の視聴などが体験でき、ユーザーはクラブのユニフォームを着た3Dアバターを介して、ファン同士の交流も可能になっています。
また、選手の1枚の写真からリアルに3Dアバター化できる、凸版印刷のサービス「MetaClone®アバター」を利用して選手のアバターを再現し、今後はファンと一緒に楽しめるメタバースイベントの開催を予定しているとのこと。
ファンワールドは、クラスター社のメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」内で提供され、ユーザーはVRデバイスやスマートフォン、パソコンから参加可能。利用するデバイスにclusterアプリをインストール後、アカウントを作成すれば参加できます。
浦和レッドダイヤモンズは、ファンワールドの開設にあたり、「浦和レッズは、長きにわたり情報文化の担い手として活躍されている凸版印刷とともに、より多くの感動・喜びをファン・サポーターのみなさまに提供し続けてまいります」と述べています。
また、凸版印刷は、「今後もスポーツや文化・芸術領域におけるメタバース空間のプロデュースおよび現実空間と連携したイベントの実施などを行い、新たな楽しみ方や体験価値を提供していきます。現実空間とメタバースのシームレスな連携による新しいコミュニケーションの場の提供を通じ、誰もが参加しやすく安全・安心で持続可能な社会の実現を目指します」とコメントしています。
サッカーに限らず、スポーツ界は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、試合の観戦だけでなく、ファンやサポーターとのコミュニケーション機会が減少しています。時間や場所に左右されないメタバース空間であれば、これまでにないコミュニケーションの場を提供できます。今後はスポーツ界でもさらにメタバース空間を活用したイベント開催が活発になっていくことが予測されます。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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