教育と医療・福祉・介護事業などを展開するNSGグループの専門学校・国際アート&デザイン大学校が、ガイアリンクが提供するメタバース(仮想空間)「GAIA TOWN」を使用し、学生のスキルやコミュニケーション力を育成する実証授業を実施したと発表しました。
今回は実施された実証授業の概要や寄せられたコメントをまとめました。
メタバースでの教育環境に興味をお持ちの方にぜひ一読していただきたいです。
NSGグループとは
教育と医療・福祉・介護をメインに様々な事業を展開する110の法人で構成された企業グループです。
「それぞれの地域を世界一豊かで幸せなまちにすること」をミッションに、地域を活性化する事業に取り組んでいます。
ガイアリンクとは
またガイアリンクは、ビジネス・教育・社会課題の解決を軸に、Web3ソリューション事業を展開する企業です。
アメリカのメタバースプラットフォーム「Virbela(バーベラ)」の日本公式販売代理店を務め、Virbelaのシステムを使用した日本向けのメタバースGAIA TOWNを提供しています。
今回の取り組みは、NSGグループが運営する専門学校・国際アート&デザイン大学校が、ガイアリンクが提供するメタバースGAIA TOWNを使用し、学生の夢や目標達成のためのスキル、コミュニケーション力を育成する実証授業を実施するというもの。
同校は2022年5月にもオンライン会議システム上で、学生の顔を任意のキャラクターに変更することによる授業効果に関する実証授業を実施しており、2回目となる今回は、学生自身がアバターとしてメタバースに入り授業を受けることで、理解度や参加度に加え、授業を受けるまでの準備や授業内における操作性や機能について検証しています。
さらに、メタバースにおける授業が学生の理解度、参加意識、積極性、集中力、満足度において、教室での対面授業と比較し、どのような違いや変化があるか、学生同士のコミュニケーションに関する有効性はどの程度効果があるかについても検証を行ったとのこと。
実証授業を受けた学生は、「臨場感があり、実際にその空間で授業を受けているような、今までにない体験ができて楽しく授業が受けられました。授業面に関してはテーブル毎に個別通話ができる会議機能や、画面を複数に分けた資料の提示方法など様々な機能がありとても使いやすかったです」とコメント。
また、教員からは「普段使用しているオンライン会議ツールよりエモーションが豊富で生徒の状況が分かりやすく、とてもフランクな授業進行が出来ました。またディスカッションの進行も非常にスムーズで、通常の授業と同じ速度で進められました」としたうえで、「教師側・学生側共にお互いの反応が見えやすいほか、資料共有も非常に行いやすいので今後のオンライン授業の可能性が広がると感じました」という意見が得られたそう。
NSGグループはメタバースGAIA TOWNを使用した実証授業の実施にあたり、「今回の実証授業を通して、学生の学習意欲、学習効果、指導の有効性・効率性について実証します。今後は、講義科目の他、演習授業など、科目や講義スタイルの違いによる効果を検証していく予定です」と述べ、「実証を継続しながらもメタバースを活用した授業の積極的な導入、活用を進めていきます」とコメントしています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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