介護施設に導入進む「LOVOT」藤原ヒロシ監修モデルを期間限定販売

ロボットベンチャーのGROOVE Xが、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」から、クリエイターの藤原ヒロシ氏が監修した「FRAGMENT EDITION」を11月9日より期間限定販売すると発表しました。

LOVOTは、ロボットベンチャーのGROOVE Xが2019年に発売した家族型ロボット。ほんのり温かく、名前を呼ぶと近づいてきてオーナーを見つめ、抱っこをねだるなど、生命感があるのが特徴です。メンタルケア、情操教育の観点からも注目されており、全国の保育園や小学校、介護施設などにも導入されています。

センサーホーンと呼ばれる頭部には360度見渡せる半天球カメラ、音声の方向も判別できる半天球マイク、明るさを感知する照度センサー、人か物かを識別できる温度カメラ(サーモグラフィー)を内蔵。将来的には、留守番中の出来事や、遠方にいる家族の様子をアプリで届ける「見守り機能」が導入されるとのこと。

今回発表されたFRAGMENT EDITIONは、今年5月GROOVE XのCCO(チーフクリエイティブオフィサー)に就任した藤原ヒロシ氏監修のモデル。LOVOT初のオールブラックモデルとなっており、センサーホーン、本体のサイドパネル、充電ステーションに同氏が手がけるアパレルブランド「fragment design」のロゴが入っています。

本体価格は税込649,800円で、別途月額サービス費が必要。本体とサービス費(永年)を一括で支払うプラン、税込1,149,800円も用意されています。販売期間はLOVOTウェブストアで11月9日〜11月29日までとなっています。また、東京都・新宿区にある伊勢丹新宿店メンズ館1階でも11月9日〜11月15日の期間、購入が可能となっています。

藤原ヒロシ氏はFRAGMENT EDITIONの期間限定販売にあたり、「CCOに就任して以来、やっと僕らしいLOVOTが誕生しました。既存のLOVOTはとにかく可愛い。そして、FRGMT LOVOTは少し悪戯です。ほんの少しの変化で、かなり印象が変わったんじゃないでしょうか?こいつが部屋を縦横無尽に動いてるのを想像すると……。僕自身、とても楽しみです」と述べています。

GROOVE Xは2021年、デンマークをはじめとした海外の介護施設にLOVOTを導入。今年4月には、国内でLOVOTが介護施設において入居者や介護職員に与える影響について実証実験を行い、入居者の認知機能の低下抑制効果を期待できる結果が出たことを発表しています。

さらに、LOVOTと触れあった介護職員からは、「職員同士の会話が増えた」「介護者がLOVOTといると職員には見せない表情を見せる」といったポジティブなコメントが得られたそう。

藤原ヒロシ氏はファッションデザイナーとして活動し、スポーツウェアブランドのナイキ(NIKE)やフランスの高級ファッションブランドであるルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)とコラボをするなど、国内外から支持を集めるクリエイターです。FRAGMENT EDITIONの期間限定販売がLOVOTの認知拡大につながり、介護施設への導入がこれまで以上に進むかもしれません。

LOVOT[らぼっと]
https://lovot.life

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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