日本初となる「ピクセルアート」に特化したNFTプラットフォーム「the PIXEL」のβ版がローンチされました。
ピクセルアートとは、1980年代に普及したコンピューターやゲームの機能的な制約のもと発展した低解像度の描写で、俗に「ドット絵」とも呼ばれる8bitゲームライクなアートのこと。NFT界隈では、小学3年生のZombie Zoo Keeperのピクセルアートが売買されるなど話題となっています。
今回ベータ版でのローンチとなったNFTプラットフォーム「the PIXEL」では、9月に開催された特別企画展『YUZUTOWN Special Exhibition』で発表したNFT作品を順次オークション発売されます。同企画展は、今年10月にデビュー25周年イヤーに突入した人気アーティストのゆずと、ドット絵や絵文字、ピクセルアートの先駆者たちがコラボしたもの。
ファイナルファンタジーシリーズなどに長年携わり「ドット絵の匠」として知られる渋谷員子や、NTTドコモでiモードの絵文字の開発に携わり「emojiの生みの親」として知られる栗田穣崇など、日本が世界に誇るドット絵や絵文字文化の先駆者たちが、ゲームやケータイというジャンルを超えてNFT作品を販売します。
また、2019年1月に日本で初めて自身のピクセルアートを完全オンチェーンに保存し発表したヘルミッペや、2020年にシブヤピクセルアートコンテストで最優秀賞を受賞し、2021年の春にNFTにデビューして以降、自身が発表する作品が1作品21ETH(約800万円)で落札されるたmaeなど、総勢14名のアーティストの全54作品が、順次オークション販売されるとのこと。
「the PIXEL」のNFT発行方式はLazyMintingを採用し、出品時にアーティストのガス代負担がなく、取引時に購入者がガス代を支払う仕組みとなっているのが特徴です。また、参加するピクセルアーティストは、全て紹介制・承認制となっています。
今後もこうした、特定のアートに特化したNFTプラットフォームが誕生していくことになると思われます。今後は二次流通の方法など、所有だけでなく次の展開も見据えた動きがどうなるかが、普及の鍵になることでしょう。
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