都心から郊外へと人が流れているとニュースでもよく耳にします。周囲でも都内から郊外へと移住した人たちがここ最近、急激に増えました。そんな中、コロナ禍の影響で千葉県への人気が高まっているそうです。
ステイホームで都心から郊外へ
従来も都心ではなく郊外に住む人は少なくありませんでしたが、コロナ禍による在宅ワークが加速したことで、さらにより郊外へと住環境を移す流れが加速しています。
たとえば住宅ローン専門金融機関ARUHIが発表した「本当に住みやすい街大賞 2021」では、埼玉県の川口市が2年連続の1位を獲得。2020年の同ランキングと比較しても、2位以下は激しく入れ替わる中での連続1位であることから、人気の高さがうかがえます。
また、不動産マーケティングプラットフォーム事業を行う株式会社マーキュリーが発表した2021年4月度の新築分譲マンションの動向データをみても埼玉県は21年1月から4か月連続で前年同月比を上回っています。そんな中、埼玉に続いて人気が高まっているのは千葉県です。
コロナ禍で千葉県の人気がさらに高まる
総務省の統計では、2019年から2020年の転入超過数は首都圏1都3県のうち千葉県が前年比149.6%で唯一の増加。2019年まで千葉は1都3県の中で唯一減少傾向にあったのですが、コロナ禍で郊外への移住が加速する中で人気を取り戻してきたようなのです。事実、2021年4月度の新築分譲マンションの動向データをみても千葉県は前年同月比で1,604%増加しています。
宝島社が発行する雑誌『田舎暮らしの本』で発表される「住みたい田舎ベストランキング」の2021年の結果をみても、首都圏エリアのランキングで千葉県いすみ市が1位になったのを筆頭に、上位15位の中で7つも千葉県の都市がランクインしています。いすみ市が上位にランクインしたのには、「いすみ暮らし」という移住推進のためのウェブサイトを開設するなど、自治体による地道な活動も功を奏しているようです。
同ランキングで2位に入った埼玉県の秩父市も「暮らす秩父」というウェブサイトでの情報発信や、お試し移住の制度を設けるなど、様々な移住推進をおこなっています。コロナ禍で人気がたかまっていく郊外ですが、不動産投資などをふくめても今後もこの流れが続くのか注目です。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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