食べて稼ぐ“Eat to Earn”型Web3アプリ「EatnSmile」リリース

スペインのGameFi(ゲーミファイ)企業「Sharefull, S.L.」が、Eat to Earn(食べて稼ぐ)型Web3の口コミアプリ「EatnSmile(イートアンドスマイル)」をリリースしました。

Sharefull, S.L.は、楽天出身の森岡逸平氏がスペインで創業したGameFi企業です。「リワードを通して、より良いコトが、世界をより良く」をミッションに、食、旅行、宿泊などのレビューサービスを提供しています。

GameFiとは、ゲーム(Game)と金融(Finance)を組み合わせた造語。明確な定義はないものの、ブロックチェーンゲームによってプレイヤーが収益を上げるビジネスモデルを指します。NFT化されたスニーカーを購入し、ウォーキングやジョギングなどのエクササイズを通じて暗号資産(仮想通貨)の報酬を獲得できるMove to Earn(動いて稼ぐ)型Web3ゲーム「STEPN(ステップン)」もGameFiの1つです。

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今回発表されたEatnSmileは、“食べて稼ぐ”をコンセプトにしたWeb3アプリです。飲食店で食事をしたあと、口コミを投稿することで報酬である暗号資産を獲得でき、その報酬を別の店舗で使用したり、取引所を通じてほかの暗号資産との交換や、現金化することも可能な「食べるだけで稼げる」サービスです。

一般的なPlay to Earn(遊んで稼ぐ)型サービスと異なり、初期のNFT購入がなく、無料で口コミを投稿し、報酬を獲得できることが特徴です。

また、口コミ投稿のほか、「飲食店NFTページ」の作成で報酬を獲得することも可能です。飲食店NFTページとは、写真や口コミ付きで店舗を詳しく知ることができるページのこと。飲食店の店主や、顧客であるユーザーが作成できます。

具体的には、飲食店NFTページにほかのユーザーからの口コミやコメントなどが投稿されると、作成者は報酬を受け取ることができ、NFTとして売買することも可能です。さらに、店舗の広告を運用し、収益を得ることもできるそうです。なお、飲食店NFTページの作成には、NFTの発行時などにかかるガス代と呼ばれる手数料が発生します。

今後は決済や、ガバナンストークンの保有量、EatnSmileへの貢献度に応じて、DAOシステムを通じたコミュニティメンバーによる運営要素も実装していく予定です。

Sharefull, S.L.の創業者である森岡逸平氏はEatnSmileのリリースについて、「楽天の社員として全国を巡っていたとき、地方には地元の人しか知らない美味しいものがたくさんあることに気づき、そうした価値を全国の人々に知らせたいとEatnSmileを立ち上げました」としたうえで、「口コミで情報を発信して貢献してくれた人たちには、相応の報酬があってしかるべきという考えが、このサービスの根底にあります。全世界同時リリースということで、全世界規模で口コミが広がっていくことが期待されます」とコメントしています。

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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