利益を著作権者に。「楽座」NFTショップ開設サービス

アニメのセル画や原画をNFTとして売買できるマーケットプレイス「楽座」を運営するRAKUZAが、同マーケットプレイス内でNFTショップを開設できる新サービス「CREATORS’ 楽座」を12月1日にローンチすると発表しました。

RAKUZAは、ブロックチェーン技術を活用したプロダクトや開発コンサルティングを行う企業です。マンガやアニメのストーリーと、それに連動してインタラクティブに展開されるNFTによって、ユーザーが「参加する」「展開する」ことができるWeb3プロジェクト「AnimeFi」を運営しています。

RAKUZAは2021年6月、アニメのセル画や原画をNFTとして売買できるマーケットプレイス「楽座」をリリース。『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』、『NARUTO』など数多くの人気作品が販売され、現物保有を希望するユーザーがNFTをBURN(焼却)した場合、現物のセル画や原画を配送するシステムを構築しています。

12月1日にローンチされるCREATORS’ 楽座は、楽座内でNFTショップを開設できるプラットフォームサービスです。クリエイターはNFTショップを自由にデザインできることで、自身の作風や世界観を反映させることが可能な点が特徴です。開設したNFTショップで出品することで、楽座内でも出品申請ができるため、直感的なNFTショップの運営が可能になります。

さらに、楽座内で販売しているセル画などの著作権者と契約することで、NFTを利用して保有権が売買された際に手数料が付与される機能も追加されています。まだ著作権者や制作者と契約できない商品についても、契約時にこれまでの利益を著作権者に送金できるよう、楽座内で売上がストックされるとのこと。

目次

「#日本のクリエイターを稼げる仕事へプロジェクト」を発足

RAKUZAはCREATORS’ 楽座のローンチに先駆け、葦プロダクションとの共同企画としてアニメーター・個人クリエイターの永続的な収益創出を叶えることを目的とした「#日本のクリエイターを稼げる仕事へプロジェクト」の発足と、『魔法のプリンセスミンキーモモ』公式NFTショップ開設も発表しています。

葦プロダクションは、1975年に設立されたアニメプロダクションです。代表作は『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』『超合体魔術ロボ ギンガイザー』などのロボットアニメで、オリジナルアニメーションのほか、原作のあるアニメも手掛けており、中でも『魔法のプリンセスミンキーモモ』は放送終了後も人気が絶えない名作です。

RAKUZAはCREATORS’ 楽座のローンチ発表にあたり、「今後も新しいサービスやプロジェクトを通してクリエイターがより自分の作品を売りやすく、利用者にとってもクリエイターをより応援しやすくなる仕組みづくりを行っていきます」とコメント。ローンチ発表の記者会見にタレントのなかやまきんに君氏を起用するなど、プロモーションにも力を入れています。

「CREATORS’ 楽座」
https://rakuza.io/

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投稿者プロフィール

大島 予章
大島 予章
ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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