中国の不動産開発会社・中国恒大集団の債務問題が、世界の金融市場に影響を与えている件が、暗号資産(仮想通貨)相場にも大きく波及しています。最近は500万円前後で推移していたビットコインですが、一気に値を下げ470万円を割り込む大暴落となっています。
この問題は、中国の住宅都市農村建設省が、不動産開発会社・中国恒大集団の主要取引先の金融機関に対して、同社が20日に支払うべき融資の利息が払えないと伝えたとの情報が出たことが事の発端です。同社は、23日にも社債の利払いの期日が迫っている状況で、このさきの動きによってはさらなる危機的状況を迎える可能性もあります。
中国恒大は約3000億ドルもの債務履行を抱えていて、このままでは中国版のリーマンショックになるといった声もあるため、中国の中央銀行である中国人民銀行は17日に140億ドルの短期資金を供給するなど危機的状況を回避するための対応に追われている状況です。
こうした中、世界の金融市場も影響を受け、週明けのニューヨーク株式市場は、ダウ平均が急落し、一時970ドル以上も下げています。当然日本への影響もあり、下げ幅は660円を超え、日経平均株価が3万円を割り込む事態となっています。
暗号資産、特にビットコインはアメリカの株式市場の影響を受けやすいため、今回の暴落へとつながりました。この状況はしばらく継続するのではないかと複数のアナリストが分析をしていて、今週は値動きが激しいことが予測されます。
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