エイベックス・テクノロジーズ(以下、ATS)が、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」内にテーマパーク「エイベックスランド(仮称)」をオープンさせる計画を発表しました。
The Sandboxは、ブロックチェーン技術を基盤としたボクセルのメタバース上で遊べるゲームプラットフォーム。ユーザーはゲームに加えて、アイテムやキャラクター、サービスを作成することができ、所有するLAND(土地)やアイテム、キャラクターはNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能。GameFiの分野で注目をあつめるプラットフォームで、近年は土地の取引が高騰化していることでも話題です。
ATSは、2019年5月からブロックチェーン技術を用いたNFT事業に取り組んでいました。今回、The Sandboxとパートナーシップを締結し、NFT・メタバース領域での世界規模へのIP展開の拡大を狙います。オープンするテーマパーク「エイベックスランド(仮称)」は、仮想空間上でアーティストとファンが交流できる場とのことで、今後はアーティストの配信ライヴやファンミーティングなどのイベントを実施したり、NFTアイテムの販売なども検討されています。
The SandboxのCOO兼ファウンダーのSebastien Borget氏は「日本は、LAND(土地)の所有率がトップ5に入る重要な市場であり、エイベックス・グループは日本のエンタテインメント分野に深く根ざしています。J-POP、アニメ、ライヴ・イベントなど、彼らの素晴らしい専門知識と才能を活用することで、The Sandboxの国内だけでなくグローバルな成長を促進することができると信じています」とコメント。
エイベックス・テクノロジーズの岩永朝陽代表取締役社長は「The SandboxにLAND(土地)を持つだけではなく、イベントや展示会、ファンとのミートアップやライヴ配信など、メタバース上でしかできないデジタルエンタテインメントカルチャーを創りたいと考えています。The Sandboxの様々な機能の拡充によって我々ができることも増えていく」と自信をみせています。
The Sandboxは、これまでに全世界のダウンロード数が4,000万回、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超えており、今後もこうした企業とのパートナーシップで、メタバース領域におけるシェアを拡げていくことが予想されます。
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