漫画界の巨匠・手塚治虫の漫画原稿で構成されたデジタルモザイクアートNFTの制作が発表され、オークション販売されることがあきらかとなりました。
手塚治虫は医学博士でありながら漫画家の道を選択し、1946年のデビューから生涯をかけて漫画を描き続け、戦後の日本にストーリー漫画を確立させた人物。つねに多数の連載を抱え、描くスピードは現在も語り継がれるほど圧倒的で、多くの名作を残してきました。「鉄腕アトム」「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」「ジャングル大帝」「火の鳥」など、生涯に描いた原稿数は15万枚、作品は700タイトルに及びます。影響をうけた漫画家は数しれず、その作品群は色あせることなく多くのファンの心を掴み続けています。
From the Fragments of Tezuka Osamu、手塚治虫のかけらたちより
今回発表されたのは、手塚治虫の漫画原稿を惜しみなく使用したデジタルモザイクアートNFT。「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」と名付けられ、最初の作品は「鉄腕アトム」を題材としたデジタルモザイクアートNFTとして、今秋にオークション販売を予定。
メインとなる鉄腕アトムのキャラクターアート部分は、各作品の4000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットし、モザイク素材として配置。背景部分には、手塚治虫作品の色彩豊かなカラー原画840枚を配置。うち8枚は大きめのサイズで各作品固有のカラー扉絵を使用。また、執筆時のタッチを感じられるように過剰な補正は行わず、原画本来の風合いを残しているとのこと。
手塚プロダクションによると、手塚治虫作品のカラー原画は全体の5%程度で、今回はその中から定番の名画だけでなく、単行本未収録の雑誌連載時の扉絵や入手困難なレア画で構成しているのだそうです。オークションの正式な日時や開始価格などはすべて未定。手塚治虫プロダクションは、今後もさまざまな手塚治虫作品を題材に、アートNFT作品を順次リリースする予定。
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