Web3関連企業のMetaTokyoが、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、ケシオンの各社と「Web3エンタテインメント・パートナーシップ」を締結し、Web3時代のエンタテインメント事業を行うことを発表しました。今回のパートナーシップでは、Web3から産まれる次世代IP、プロジェクト、それを産み出すクリエイターと連携して、バーチャルとリアルにまたがる新たなエンタテインメントをプロデュースをおこなうとしています。
MetaTokyoは、世界的なメタバース、NFTの盛り上がりと日本文化、エンタテインメントを、国内外のIP、ブランド企業、地方自治体などとの取り組みを通じて世界に向けて発信、事業化を行うWeb3企業です。アソビシステム、ParadeAll、Fracton VenturesらによるNFTを活用したオープンメタバース上の文化都市で、デジタル上の文化都市の創出とエリア開発、NFTを活用した日本からグローバルへのデジタル文化輸出、TOKYO発のグローバル・クリエイター・エコノミーをWeb 3.0で実現するため、都市を結びつけるプロジェクトとしてスタートして、現在さまざまな取り組みをおこなっています。
今回MetaTokyoは、オリジナル雑貨のプロデュースとEC・店舗(ヴィレッジヴァンガード)での販売をおこなうヴィレッジヴァンガードコーポレーションと、屋外広告のプロデュースやプロモーションメディア「ZeroBase」を運営するケシオンと、Web3時代のエンタテインメントをプロデュースする「Web3エンタテインメント・パートナーシップ」を締結しました。
MetaTokyoは今回パートナーシップを通じて「国内外のWeb3クリエイター、プロジェクトと連携し”Web3時代のエンタテインメント”をプロデュースする『Web3エンタテインメント・スタジオ』としてアップデートします」と宣言。現在、複数の次世代IP、プロジェクトとコラボレーションに向けてディスカッションを重ねているとのこと。
MetaTokyoの鈴木貴歩CEOは「Web3が日本でも大きな流れを作る中で、次世代のIP、エンタメが産まれようとしています。そうした領域の可能性を、今回パートナーに加わっていただいたリーディング企業の皆様と開拓できることを嬉しく思います」とコメント。
またヴィレッジヴァンガードコーポレーション EC事業 シニアマネージャー 菅井龍一氏は「NFT、メタバース、DAOといったWeb3の世界をヴィレッジヴァンガードというフィルターを通すことにより次世代IP、クリエイターをより身近に感じていただけると考えております」と述べており、これまで様々なサブカル文化を支えてきた同社のWeb3への本格的進出を伺わせています。
ケシオンの中山誠取締役も「海外のNFTクリエイターから『東京に屋外広告を出したい』という問い合わせがありましたが、知見がなく十分な対応が出来ませんでした。今回の取組をきっかけに、若手クリエイターが日本をアートで埋め尽くす日が来ることを期待しています」と述べており、3社が持つナレッジを組み合わせて生み出される相乗効果で、あらたなエンタメ領域のプロデュースを加速させていくようです。
これまでも有名IPを保有する企業が、Web3関連企業と協業してNFTなどを活用したあらたな販路を獲得する例や、若手が独自のNFT発行などで様々な新しい取り組みをおこなう例は多くありましたが、サブカル領域などの知見をもったあらたなアイコンを生み出す企業たちが、Web3で協業する例はまだ多くみられないため、今回のパートナーシップには注目です。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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