分散型クラウドソーシングプラットフォーム「Epics」を運営する「Epics DAO」が、同プラットフォーム上で「Buidlers Collective NFT(以下、BDLC NFT)」のステーキングを開始したと発表しました。ステーキングによって報酬として独自暗号資産の「EPCT」を得ることができます。
Epicsは、オープンソースソフトウェア開発にインセンティブを与えるための分散型クラウドソーシングプラットフォーム。今年9月にα版がローンチされ、Epics DAOが運営を行っています。
DAOとは、分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称で、中央で意思決定をする人や機関が存在せず、組織内のメンバー、一人ひとりによって自律的に運営される組織のことを指します。
クラウドソーシングの依頼者は、開発プラットフォーム「GitHub」のプロジェクトやソースコードの課題を管理するための機能「Issue」を用い、懸賞クエストと呼ばれる依頼を公開し、開発者を募集できることが特徴。開発者は懸賞クエストに参加し、Issueを解決することで報酬として、Epics DAOが発行する独自暗号資産のEPCTを受け取ることが可能です。
BDLC NFTは、Epics DAOが今年8月に発行したNFTコレクション。ソラナ(SOL)ブロックチェーン上でランダムに生成された28×28ピクセルのキャラクターが1,000点あり、1つとして同じものがなく、一つひとつが特徴的なデザインのNFTになっています。
さらに今回Epics DAOは分散型クラウドソーシングプラットフォームEpics上でBDLC NFTのステーキング(※)を開始したと発表。Epicsユーザーは、開発者および依頼者として懸賞クエストに参加し、参加クエストに対してBDLC NFTをステーキングできるようになりました。
※対象の暗号資産を保有することで報酬を得られる仕組み。マイニング(採掘。暗号資産の仮想通貨を生成することで報酬が得られる仕組み)の代替え手段と言われている。
BBDLC NFTをステーキングすることで、保有NFTに設定されたレアリティに応じたEPCTを受け取ることができます。これは懸賞クエスト開催期間中に発生し、Issueが解決されると終了します。新しい懸賞クエストでのBDLC NFTのステーキングを希望する場合は、Issueの解決確認後に可能となります。
報酬の高い懸賞クエストはステーキングの利率が上がるため、緊急度の高いIssuに注目が集まります。これにより、依頼者は緊急度の高い懸賞クエストに、短期間で開発者を集めやすくなるとのこと。
Epics DAOはBDLC NFTのステーキング開始にあたり、「懸賞金の高いクエストへはステーク報酬も高くなるため、より懸賞金の高いクエストにスポットが当たりやすくなります。これは、緊急度の高いissueへの注目度を高めるために役立ちます。BDLCホルダーは常に高い報酬を求めるため、懸賞金の高いクエストを探しています。これは緊急度の高い issue を探し出すことにつながります。高い懸賞金をかけたクエストが注目されやすくなるためのインセンティブを用意することで、クライアントは緊急度の高いクエストに短期間でデベロッパーを集めやすくなります」とコメントしています。
投稿者プロフィール
- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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